電通、海外16地域で行った「ジャパン・ブランド」に関する調査で日本の魅力は「旅行・自然景観」と「食」
電通は、海外における東日本大震災後の日本のイメージや興味・関心を把握するため、2011年6月以降3回にわたり、海外16地域で「ジャパン・ブランド」に関する調査を実施、7月4日、調査結果を発表した。日本について海外の16地域全体でもっとも関心の高いジャンルは「旅行・自然景観」と「食」で、次いで「技術」「伝統文化」の順だった。また、アジアとロシアでは技術に、欧米とオーストラリアでは伝統文化への関心が高かった。調査は2011年6月、2011年8月、2012年3月に韓国、台湾、香港、北京、上海、タイ、マレーシア、シンガポール、インド、イギリス、フランス、ドイツ、ロシア、アメリカ、カナダ(2011年8月はブラジル)、オーストラリアで20~59歳の男女個人を対象に聴き取り調査した。有効回答数は2011年6月が1600、2011年8月が3840、2012年3月が3772だった。
日本に関することで興味関心があるものについて質問したところ、トップは「日本食」、次いで「日本の温泉」「日本への旅行」の順だった。16地域それぞれをみると日本食は全地域でトップ3に入っており、13地域では1位だった。また、アジアでは日本の温泉が上位にあり、欧米地域では「日本庭園」「日本の神社・仏閣」などの建築関係が上位となった。海外の人が感じる日本人のイメージは、16地域全体では「勤勉な」「礼儀正しい」が50%以上のスコアで上位に挙がった。また、上位となったイメージが「プラス」なのか「マイナス」なのかを質問したところ、上位に挙がった「勤勉な」「礼儀正しい」「気さくな」「やさしい」などはプラスイメージだった。マイナスイメージでスコアが高かったのは「おとなしい」(24%)、「細かいことを気にする」(15%)などだった。
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