日本インタラクティブ広告協会が「行動憲章」策定、会員各社が高い倫理観で事業を推進
関連セミナーなどで周知・啓発、会員企業による自律的な法令遵守と意識向上の活動展開
2017/6/12 17:16 マーケティング/広告
インタラクティブ広告ビジネス関連企業242社が加盟する一般社団法人の日本インタラクティブ広告協会(JIAA)は「JIAA行動憲章」を策定し、6月9日発表した。会員各社が目指す指針や価値観を共有し、高い倫理観で事業を推進することを基本姿勢にする。協会と会員の広告事業者が法令を遵守するとともに、倫理や公正なビジネス慣行の実践への強い意思を持ち、消費者の信頼と広告主の理解を創り出す活動を進める。JIAAは2017年度の定時総会を同日に開き、同年度の事業計画を公表した。
JIAA行動憲章は(1)社会に有益な価値を提供できるインタラクティブ広告事業を推進する(2)消費者の視点にたち、安心・安全で信頼されるインタラクティブ広告を提供する(3)法令や社会規範、JIAAガイドラインを遵守し、高い倫理観を持って事業に取り組む(4)公正な広告取引を前提としたインタラクティブ広告事業を行う(5)創造性と多様性を尊重し、健全で働きやすい職場をつくる(6)反社会的勢力に対してその不当な要求に屈することなく、毅然とした態度で臨む--の6項目となる。
2017年度の事業計画では、法令遵守と倫理意識の向上に向け、JIAA行動憲章の基で関連セミナーなどで周知・啓発を行い、会員企業による自律的な法令遵守と倫理意識の向上を促す活動を展開する。このほか、消費者の保護と広告主が安心して出稿できる環境の構築、データ利活用の環境整備、媒体取引の標準化・合理化、世界的課題への対応、人材育成、市場動向や広告効果の調査研究を継続して行う。新たな課題に対応するために「取引運用委員会」と「ネットワーク広告部会」を新設する。
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