スマートフォン広告、約半数の広告主が主要SNSやYouTubeへ出稿【VRI調べ】
ビデオリサーチインタラクティブ(以下「VRI」)は、同社が提供するスマートフォン広告の広告統計サービス「SmartPhone Ads Report」の調査対象に、新たに主要SNSおよび動画サイトを追加したことによる集計結果の変化をとりまとめた。
VRIは今年4月に主要SNS(Facebook/Instagram/Twitter)を、5月にYouTubeを調査対象に追加。これにより、主要なアプリ/スマートフォン専用サイトにおける約420の広告スペースが集計対象となっている。
広告主数は3,454社に。うち1,258社は追加4媒体のいずれかのみに出稿
主要SNS(Facebook/Instagram/Twitter)とYouTubeが調査対象に追加された2018年5月度のスマートフォン広告の出稿広告主数は3,454社となった。これらの媒体が追加される前の2017年度(2017年4月~2018年3月)の月間平均での広告主数は2,175社。
5月度データをもとに、追加4媒体と従来の調査対象媒体における広告出稿状況をみると、追加4媒体のいずれかに出稿した広告主数は1,801社、従来の調査対象媒体のいずれかに出稿した広告主数は2,196社。
1,258社(広告主全体の36%)は追加4媒体のいずれかのみに出稿していることから、今回の媒体追加によって、これらの広告主の動向が新たに捕捉されるようになったといえる。
主要SNSとYouTubeでは製造業とITの出稿比率が高い
5月度のスマートフォン広告出稿社数の業種別シェアを、追加4媒体と従来の調査対象とで比較してみると、相対的に追加4媒体では「製造業」「IT業種」のシェアが高く、「専門店(小売)」「住宅・不動産」のシェアが低い傾向にある。
なお、追加した4媒体(Facebook/Instagram/Twitter/YouTube)のすべてにスマートフォン広告を出稿した広告主は、5月度は25社あった。飲料や化粧品といった一般消費財の大手ナショナルクライアントの社名が挙がっている。
調査概要
- 【調査対象】主要なアプリ / スマートフォン専用サイトより選定した約420の広告スペース
- 【調査方法】実際にスマートフォン端末(OS別)を使用し、広告素材を取得しデータベース化
- 【調査時期】2017年度(4月~3月)および2018年5月
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