サイバーエージェント子会社AJAが「AJA SSP」に「Flexible Auction Technology」搭載

メディアの収益を最大にする機能、RTB経由の広告と各アドネットワーク広告を一元管理

インターネット広告のサイバーエージェント子会社で広告技術事業のAJAは、同社のSSP(サプライサイドプラットフォーム)「AJA SSP」を拡充し、メディアの収益を最大にする機能「Flexible Auction Technology」を搭載した、と8月8日発表した。リアルタイム入札(RTB)を経由した広告と各アドネットワーク広告を一元管理し、収益が最も高い広告を抽出する。

SSPはメディアの広告収益を最大化させる仕組みで、RTBはインターネット広告のインプレッション(表示)が発生するたびに広告枠の競争入札で配信広告を決定する方式を意味する。AJA SSPに今回新たに加えたFlexible Auction Technologyは、1インプレッションごとに一斉にオークションを行い、最も収益の高い広告案件をリアルタイムに自動抽出する機能となる。

従来の広告配信は、メディア側が設定した優先順位に従って上位のプラットフォームから順に広告リクエストを送る型が一般的だった。優先度が低いプラットフォームに高額の案件があっても取引に反映させられなかったり、リクエストを繰り返すことで広告表示が遅延したりする課題があった。メディアはFlexible Auction Technologyで機会損失が防止できる。

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