「1on1」でもっとも満足度が高まる「話す量の比率」は、自分と相手が「5:5」~「6:4」のとき【ディップ調べ】

1on1での話をしたくなる相手の特徴1位は、「話を否定しない」こと。

ディップは、「社会人300人に聞いた、1on1を成功させる秘訣調査」の結果を発表した。1on1経験がある社会人300人を対象に、アンケートを行っている。

「1on1」(1on1 meeting)は、上司と部下が1対1で、週1回など定期的にミーティングを行うという制度だ。新しい人事育成・評価施策として注目され、日本ではヤフーが2012年より導入。ディップ自身も2008年より導入しているという。

上司側はおよそ9割、部下側はおよそ7割が「1on1」にメリットを感じている

まず「1on1にメリットを感じているか」を聞くと、「メリットがある」80%が圧倒的多数。立場ごとに「上司側」「部下側」でわけると、「メリットがある」としたのは、上司側のほうが多い。グラフの比率から、上司側はおよそ9割、部下側はおよそ7割が、1on1にメリットを感じていると思われる。

次に、「1on1でどちらがどれくらい話をしているか」の比率を「自分:相手」の割合で聞いた。「1on1はメリットがある」と答えた人の回答では1位「5:5」22.4%、2位「6:4」21.9%の2つがとくに多かった。逆に「1:9」は圧倒的に低い。一方的に話を聞かされるより、“対等な会話(でもちょっと自分の話を聞いてほしい)”といったスタンスあたりが好まれるようだ。

話したくなる相手の特徴1位は「話を否定しない」

そこで「悩みことや本音を話したくなる人の特徴」を聞くと、「話を否定しない」59.2%、「適切なアドバイスをくれる」49.1%、「相槌を打っている」45.7%が上位となった。「趣味や好きなものが合う」「笑顔を絶やさない」といった部分ではなく、ビジネスの会話ができることが重要なようだ。

調査概要

  • 【調査対象】全国の企業に勤める22~65歳の男女
  • 【調査方法】インターネット調査
  • 【調査時期】2019年12月
  • 【有効回収数】300サンプル
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