デジタルキューブがWordPressをテーマなしで使うCMS「Shifter Headless」の提供開始

コンテンツ入稿はWordPressで管理、サイトは最新ウェブアプリ技術のJamstackで構築

オープンソースCMS(コンテンツ管理システム)事業のデジタルキューブは、新しいCMSサービス「Shifter Headless」をSaaS(サービスとしてのソフトウェア)として始めた、と4月14日に発表した。無料のCMSプログラムとして定評あるWordPressでコンテンツの入稿を管理し、サイトの見た目のデザイン(ヘッド)はWordPressと別のシステムを使う「Headless(ヘッドレス)CMS」を簡単に運用できる。

デジタルキューブは、無数にあるWordPressテーマ(サイトのデザイン)をそのまま使い、表示が速い静的サイトとして生成・運用する「Shifter」を2016年から提供し、約55の国と地域で利用されてきた。新サービスのShifter Headlessは、API経由でCMSのコンテンツデータを取得するが、サイトの描画などデザインや機能は最新のウェブアプリ技術の「Jamstack」で開発できるメリットがある。

コンテンツのデータとデザインのソースを完全に分離するので、開発者と日々コンテンツを更新する運用者が分業したワークフローを実現できる。WordPressをヘッドレスで使うと、モダンなサイトが作りやすい一方で運用が難しくなる場合もあるが、Shifter Headlessは最新のホスティング技術と統合して解決した。WordPressのインストールやセットアップは不要で利用開始が容易。開発者や代理店、フリーランスの開発者の利用を想定している。

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