マンガアプリの最新状況、総合型1位は「BookLive!」ながら、集英社系が上位を占める【オリコン調べ】

電子書籍サービス総合1位は「honto」。「U-NEXT」「紀伊國屋書店Kinoppy」「楽天kobo」が追い上げ。

オリコン子会社のオリコン エムイー(oricon ME)は、「オリコン顧客満足度調査 2020年10月」を発表した。

オリコンでは、「満足を可視化する」をテーマに、2006年から実際にサービスを利用したユーザーのみを対象にした大規模なアンケート調査を実施し「顧客満足度ランキング」を発表している。2020年10月度は、これまで調査したことのある「海外旅行保険」「ペット保険」「車買取会社」「中古車情報サイト」「賃貸情報店舗」「賃貸情報サイト」に加えて、初めて「マンガアプリ」「電子書籍サービス」「ビジネスチャットツール」「Web会議ツール」について調査を行っている。

マンガアプリ総合型1位は「BookLive!」、オリジナル・出版社公式では集英社の強さが目立つ

まず「マンガアプリ」について、総合型・オリジナル・出版社公式の3ジャンルで見ると、総合型1位は「BookLive!」72.24点、オリジナル1位は「pixivコミック」73.18点、出版社公式1位は「ゼブラック」74.69点だった。「ゼブラック」は集英社が運営する電子書店サイトで、少年ジャンプ作品のほか、23時間ごとに無料で作品の「話読み」ができる。

評価項目別で見ると、総合型では「アプリの使いやすさ」では「ピッコマ」、「作品の充実さ」では「コミックシーモア」、「無料作品の充実さ」では「ニコニコ漫画」、「キャンペーン・ポイントの充実さ」では「BookLive!」と、すべての軸で評価が分かれた。年代別では10代は「ピッコマ」と「LINEマンガ」が人気を二分する一方、20代以上は「コミックシーモア」の人気が高い。

オリジナル型では「pixivコミック」と「GANMA!(ガンマ)」と「comico(コミコ)」がトップスリー争い。出版社公式では「マンガMee」と「ゼブラック」が目立つがいずれも集英社系だ。年代別ランキングで人気の高い「少年ジャンププラス」も集英社系で、強さが目立つ結果となった。

電子書籍サービス総合1位は「honto」、「U-NEXT」が僅差で追い上げ

続いて「電子書籍サービス」を見ると、「honto」74.53点が1位で、動画なども扱う「U-NEXT」74.49点が僅差で続く。

評価項目別で見ると、総合3位のApple Booksは「アプリ・サイトの使いやすさ」では1位だが、他の評価軸は低い。「セール・ポイントの充実さ」ではトップ5位のランク外だ。「書籍の充実さ」では「U-NEXT」が1位だった。

大きな偏りは目立たないが、ジャンル別では「紀伊國屋書店Kinoppy」が1位、年代別では60代以上で「楽天kobo」が1位になっている。

調査概要:マンガアプリ・3ランキング共通

  • 【調査対象】15~84歳で、週1回以上電子マンガサービスを閲覧している人
  • 【調査企業数】総合型19社、オリジナル5社、出版社公式9社
  • 【調査期間】2020年6月29日~7月3日
  • 【有効回答数】8,692人

調査概要:電子書籍アプリ

  • 【調査対象】15~84歳で、週1回以上電子書籍サービスを閲覧している人
  • 【調査企業数】16社
  • 【調査期間】2020年6月19日~6月29日
  • 【有効回答数】4,654人

※2020年10月8日追記:記事の初出時より、一部の記述を修正させていただきました。

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