電通デジタルが中国越境EC事業支援の「中国EC市場 ポテンシャルリサーチサービス」開始

ECデータ分析事業のNintと共同で市場分析・課題抽出・仮説検証を実施してレポートを提供

電通グループでデジタルマーケティング事業の電通デジタルは、企業の中国越境EC事業に関し、新規参入や既存事業の成長を支援するマーケティングプラン「中国EC市場 ポテンシャルリサーチサービス」を始める、と10月19日発表した。ECデータ分析サービス事業を手掛けるNint(ニント)と共同で市場分析、課題抽出、仮説検証を実施する。

訪日外国人旅行者減少への対応策で越境EC事業が注目されていることが背景。中国はEC市場が急拡大する半面、マーケットプレイスが複雑で市場理解が難しく、新規参入のハードルが高い。そのため、電通デジタルのデジタルコマース分野の専門性・運用力と、Nintの独自アルゴリズムでの分析力、ノウハウを組み合わせてサービスを展開する。

このサービスでは、対象にする商品群と商品種別について、過去3年分の市場規模調査で市場への理解を深め、指定するブランドの上位ショップの2、3年間の推移から市場分析を進める。加えて、競合調査で最小管理単位レベルでの売り上げ・平均単価の分析も可能。分析結果をまとめて適切な行動につなげられるようなレポートを提供する。

企業の参入段階に応じた「Basic」「Advanced」「Professional」のメニューを用意。Basicは低コストで市場全体感の把握、Advancedは時系列での市場分析と特定ブランドの販売分析、Professionalは長期間の分析による正確な市場理解と仮説検証--が可能。未参入企業には市場分析と戦略策定、事業化企業には戦略・運用の見直しを行う。

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