サイバーエージェントが店舗とアプリをつなぐツール「CAスマートPOP」を提供開始

ビーコン・NFCタグ・QRコードと連動し、来店客のスマホにクーポンやポイントを配信

インターネット広告事業のサイバーエージェントは、店舗に設定したビーコン(電波受発信器)や近距離無線通信技術のNFCタグ、QRコードと連動して自社アプリにコンテンツを配信する運用型ビーコン・NFC活用ツール「CAスマートPOP(シーエースマートポップ)」の提供を始めた、と12月24日に発表した。来店客のスマートフォンにクーポンや来店特典を配信してキャンペーンや商品の認知、客単価向上を図る。店舗を保有する企業向け。

 

CAスマートPOPは、自社アプリにSDK(ソフトウェア開発キット)を実装するだけでクーポンやポイントなどを配信できる。アップルの「iBeacon」や「LINE Beacon」の規格に対応し、通信アプリ「LINE」に配信する「LINE POP Media」と連携できる。管理画面から店舗や時間、ユーザー単位の細かい配信設定をして、ユーザーごとに端末反応の時間や場所、視聴時間、リンク先への遷移など計測してデータを蓄積する。

 

クリエイティブ(制作物)やサイネージを活用する最適な販促プランを提案するマーケティング支援も提供する。ECサイトで購入してリアル店舗で受け取る「BOPIS(Buy Online Pick-up In Store)」やポイントカード・決済機能の追加、チラシのアプリ化など顧客接点のデジタル化とサービス拡充が進んでおり、CAスマートPOPで販促オペレーションを効率化して小売企業のDX(デジタル技術による事業変革)を推進する。

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