転職理由は、本音と建前どちらを伝えるべき? 経験者の意見は半分に分かれる【Job総研調べ】

本音のトップは「報酬をあげたい」、建前のトップは「専門スキルや知識を発揮したい」。

ライボ(Job総研)は、「転職理由の本音と建前」に関する調査結果を発表した。転職経験者638人が回答している。

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本音と建前は離れていないが、ネガティブな伝え方は避けられている?

まず全員に「面接で転職理由は本音を話すべきだと考えるか?」と聞くと、「はい」56.0%、「いいえ」44.0%で半々に分かれた。その理由について「本音で話すべき」とした人は、「企業とのミスマッチを防ぐため」「嘘はバレるため」、「建前で話すべき」とした人は「合格することが大事」「転職理由がネガティブなものであるため、伝えると印象が悪くなってしまう」といった意見をあげている。

「転職理由の本音」を聞くと、「報酬をあげたい」35.0%が、「職場の人間関係が合わない」10.7%に大きく差を付けて1位となった。以下「会社のビジョンや方向性に疑問を感じる」10.0%、「自身の働き方を見直したい」10.0%、「会社の将来に不安を感じる」8.0%が続く。

一方「転職理由の建前」では、「専門スキルや知識を発揮したい」25.5%が1位ながら、本音である「報酬をあげたい」12.2%が2位となった。そのほか「自身の働き方を見直したい」11.6%、「他業種に挑戦したい」10.5%、「会社のビジョンや方向性に疑問を感じる」10.3%も上位で、かならずしも本音と建前は離れていないが、ネガティブな理由は避ける傾向にあるようだ。

なお「これまでの転職回数」については、「1回」43.7%、「2回」20.8%、「3回」15.7%が上位で、あわせて8割を占めていた。残り2割は4回以上の転職を重ねていたが、6回以上という人も多く、頻繁に転職する層が一定数いる模様だ。

調査概要

  • 【調査対象】転職経験が1回以上ある社会人・全国20~69歳男女(20~1000人以上規模の会社に、1年以内~10年以上勤務している)
  • 【調査方法】インターネット調査
  • 【調査時期】2022年1月7日~12日
  • 【有効回答数】638名
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