クリエイティブツール「Adobe Creative Cloud Express」を都教委が全都立学校に導入

アドビが小中高校向けに全世界で無償提供のツール採用、直感的操作でコンテンツ作成

アドビは、東京都教育委員会が全都立学校にデジタルクリエイティブツールの「Adobe Creative Cloud Express」を4月から導入する、と3月24日に発表した。約16万人の高校・中等教育学校・附属小学校・附属中学校・特別支援学校の生徒児童と、約2万人の教職員は、Webとモバイルを統合したクリエイティブツールを活用できるようになる。

Creative Cloud Expressは、小中高校向けに全世界で無償提供され、直感的操作でビジュアルコンテンツを作ることができる。テンプレートを活用したグラフィック作成や、コーディング不要のWebページ制作、簡単に音楽やナレーションがつけられる動画作成の3機能で、学習のまとめやプレゼンテーションなどアウトプットのある学びに適している。

都教委は、デジタルを活用した表現やコミュニケーション力を身につける学習環境の充実策として採用を決めた。都立学校全校が「Microsoft 365 for Education」を導入しており、アドビのCreative Cloud製品が1度のユーザー認証で複数システムを利用できる「シングルサインオン」でスムーズに利用できることも評価された。

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