未利用食品や端材原材料のマッチングサイト「シェアシマ・アップサイクル特集」を開設
ICS-netが長野市の産官学連携組織の実証実験で設置、食品ロスのない社会の実現目指す
食品流通スタートアップのICS-net(長野市)は、運営する食品原料プラットフォーム「シェアシマ」で、未利用の食品原材料に対象を絞ったマッチングサイト「シェアシマ・アップサイクル特集」を開設する、と6月22日に発表した。8月のサービス開始に向け、食品原料を取り扱う売り手の事業者の募集を始めた。未利用の食品原料に絞ったマッチングサイトをつくり、フードロスのない社会の実現に向けた取り組みを加速する。
アップサイクル特集は、未利用の食品原料を売買して必要とする人につなぐプラットフォーム。一次・二次産業や食品加工など食品流通の過程で未利用品となり、廃棄せざるを得なくなった食品原材料を登録するだけで売り先を見つけることができる。長野市を中心とした一次から三次にまたがる食品関係事業者のプラットフォームと連携して、新商品開発の取り組みに加わることもできる。
ICS-netは、使えなくなった食品原材料を活用して新商品を生み出す「サーキュラーフードプロジェクト」を推進中で、マッチングサイトはSDGs(持続可能な開発目標)に対応した循環型社会を目指す長野市の産官学連携組織「NAGANOスマートシティコミッション」の実証実験として設置する。コストをかけずに未利用品や可食部端材を出品でき、食品ロスを減らしてSDGs達成に貢献して、自治体と共同の取り組みとしてアピールできる。
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