物件の「おとり広告」撲滅でLIFULLとイタンジ、ミサワホーム不動産が新たな取り組み

「ITANDI BB」で物件情報をAPI取得、募集終了で「LIFULL HOME'S」から自動で非掲載に

不動産情報サービスのLIFULL(ライフル)は、住宅情報サイト「LIFULL HOME'S」で、賃貸管理事業のミサワホーム不動産の募集終了物件をLIFULL HOME'Sから自動で非掲載にする取り組みを始める、と7月19日に発表した。実際には入居者を募集していない架空物件の「おとり広告」を撲滅するため、不動産会社の業務効率化システムを開発・運用するイタンジが提供するサービス「ITANDI BB(イタンジビービー)」を活用する。

自動で非掲載にする仕組みのイメージ図

 

ITANDI BBからミサワホーム不動産が管理する物件情報をAPIで取得し、募集が終了した物件をLIFULL HOME'S掲載の物件情報と照合して自動で非掲載にする仕組みを導入した。情報精度の向上には、管理会社の物件情報とLIFULL HOME'Sのデータベースの照合回数を増やす必要があるが、LIFULL側から管理物件情報をAPIで取得するので、管理会社側が情報入稿する負担を増やすことなく掲載終了物件を取り下げることができる。

不動産広告を掲載する不動産会社は、物件の募集状況をリアルタイムに把握するのが難しく、情報更新漏れから募集が終了した物件が継続して広告に掲載され、意図的でなくても「おとり広告」になる課題があった。イタンジは、不動産取引の情報の非対称性を解消して「おとり広告をなくすこと」をミッションに掲げている。今後は、ITANDI BBを利用する会社の増加でLIFULL HOME'Sの物件情報精度向上のさらなる加速を見込んでいる。

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