Z世代の残業時間、「なし」14.5%「月10時間以下」30.6%とベリーホワイト状態?【オロ調べ】

勤怠管理システムがないと、やはりサービス残業・隠れ残業が増加。

クラウドERP「ZAC」を提供するオロは、Z世代の「残業時間」に関する調査結果を発表した。IT・広告・コンサルティング業といった知的サービス業に従事する18歳~29歳のZ世代906人が回答している。

多くの人が残業制度そのものには納得

まず直近1か月の残業時間を質問すると、「残業はない」14.5%、「10時間以下」30.6%、「11~20時間」23.6%となる一方で、「41時間~50時間」3.6%、「51~60時間」1.9%、さらに「61~70時間」1.2%、「71~80時間」0.6%、「81時間以上」1.5%が存在した。

なお「残業がない」と回答した人に、「残業がない状況に納得しているかどうか」を聞くと、「納得している」とした人が75.6%、「納得していない」7.6%、「どちらでもない」16.8%だった。また「残業をしている」と回答した人に、「残業を納得してやっているか」を聞くと、こちらも「納得している」67.9%、「納得していない」18.1%で、納得している人が多い。

「勤怠管理の方法」について聞くと、「勤怠管理システム」78.7%がほとんどで、「自己申告(紙やエクセル、  ワードなどを提出)」11.7%、「タイムカード(紙)」5.3%、「上司が確認・記録」1.0%などの少数派が存在した。

ただ「労働時間を会社が正確に把握できているか」と聞くと、「正確に把握している」は71.6%にとどまる。「会社の把握している労働時間は実際よりも短い(過少申告)」11.9%、「会社の把握している労働時間は実際よりも長い(過大申告)」6.5%といった回答も一定数存在した。

また「賃金が支払われないサービス残業や持ち帰り残業をしているか」を聞くと、「かなりしている」7.8%、「少ししている」17.1%と回答した人たちがいた。

「勤怠管理の仕方」により、会社への申告がどのように変化するかを調べたところ、「自己申告(紙やエクセル、ワードなどを提出)」「上司が確認・記録」では、残業の正確な把握が低下する傾向が見られた。

調査概要

  • 【調査対象】知的サービス業に従事する18歳~29歳のZ世代男女
  • 【調査方法】インターネットによるアンケート調査
  • 【調査時期】2023年3月17日~24日
  • 【有効回答数】906人
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