20~30代の約8割が「将来のお金に不安あり」。男女では8.3ポイントの差【日本FP協会調べ】
日本FP協会は、「これからのお金と給料に関する意識調査」を実施した。収入を伴う仕事をしている20代~30代の600名が回答している。
給与を目的ごとに振り分けて管理している人は約6割
まず、給料が支払われた際に給与明細を確認するかを聞くと、98.2%の人が「確認する」と回答した。また、給料を目的ごとに振り分けて管理するかを聞くと、「主導で振り分ける(ATMでの入出金、袋分けなど)・自動で振り分ける(金融機関の自動入金・振込・送金)・両方とも使って振り分ける」は合計で59.0%となった。
給料を振り分ける理由としては、「お金を管理するため」(60.7%)、「お金を貯めるため」(43.8%)が上位に。既婚層は「家族やパートナーと家計を共有しているから」という声も多かった。一方で給料を振り分けない理由としては、「振り分ける必要性を感じていないため」(42.3%)、「面倒だと感じるため」(30.9%)がトップとなった。
結婚や出産は楽しみだが、約8割の人が「お金に不安」
楽しみにしている将来のライフイベントを聞くと、未婚・子なし層は「結婚」、既婚・子なし層は「出産・子供の誕生」、既婚・子あり層は「子供の教育・進学」「リタイア後の自由な時間・老後」と、ライフステージごとに違いが見られた。
一方で、今後のライフイベントに向けてどのくらいのお金が必要なのかを理解している人は58.8%。未婚・子なし層は特にその割合が低かった。
将来のお金に対する不安を聞くと、合計で8割以上の人が「不安がある」と回答。男性よりも女性の方が10ポイント近く高かった。
お金の不安を解消するために有効な対策としては「節約」がトップ。「適切な家計管理」「長期的な投資」「副業」なども約4~5割となったが、実際に行っている人は約1~3割にとどまった。
調査概要
- 【有効サンプル数】600サンプル(性別2区分×年代別4区分(5歳刻み)で均等割付)
- 【調査エリア】全国47都道府県
- 【調査方法】インターネット定量調査
- 【調査対象】20歳~39歳/収入を伴う仕事をしており、給与明細の受け取り方法で該当するものを選択している人
- 【調査期間】2023年10月13日~10月15日
- 【調査協力】クロス・マーケティング
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