「Adobe Express」でクリエイティブやWebページが数ステップで完成する新機能

「Yahoo!広告 連携機能」「Webページ専用テンプレート」「流し込みテキスト」など

アドビは、デザインツール「Adobe Express」に追加した新機能で、「Yahoo!広告 連携機能」「Webページ専用テンプレート」「Googleドライブのファイル連携」「流し込みテキスト」「部分翻訳」の解説を9月2日に公開した。新機能を活用することで、ブランドプロモーションやマーケティング活動を加速できる。

Yahoo!広告 連携機能

LINEヤフーが提供する「LINE Creative Lab」とAdobe Expressとの連携機能をアップデートして、「Yahoo!広告」のクリエイティブを簡単に作れるようになった。LINE Creative LabからAdobe Expressを起動し、制作した広告クリエイティブをシームレスに「Yahoo!広告 ディスプレイ広告」として入稿できる。今回のアップデートに伴い、Adobe Expressに100点以上のYahoo!広告向けのテンプレートが追加された。

LINE Creative LabとAdobe Expressで「Yahoo!広告」向けクリエイティブも作成可能

Webページ専用テンプレート

「Webページ」機能はコーディング(記述)の知識がなくても簡単にレスポンシブなページを作成できる便利なツールで、アップデートでプロがデザインしたスタイリッシュなテンプレートが30種類追加された。目的に合ったテンプレートを選んで文字や写真を入れ替えるだけで、イベントページやオンラインメニュー、ニュースレターなどをすばやく作成できる。ゼロからページをデザインする手間を省き、作業時間を大幅に短縮できる。

Adobe Expressの「Webページ」機能はノーコードでレスポンシブなページ作成が可能
Adobe Expressの「Webページ」機能はパスワードをかけて限定公開もできる

Googleドライブのファイル連携

アドオン「Google Drive」でGoogleドライブに保存した「Googleスライド」や「Googleドキュメント」を読み込める。ドキュメントファイルに写真素材やフォントを組み合わせて洗練された資料を作成できる。Adobe Expressで編集したコンテンツを「共有」の「ストレージ」からGoogleドライブへ直接保存も可能。ファイル形式はPNG、JPG、 MP4、PDF、PPT、GSLIDES(Googleスライド)、GDOC(Googleドキュメント)に対応。

Adobe Expressで編集したコンテンツをGoogleドライブへ直接保存も可能

流し込みテキスト

ニュースレターやリーフレットなど長い文章を扱う機会が多い場合は、流し込みテキストを使うと複数のテキストボックスを連結させて、長文のテキストを流し込むことができる。テキストボックスのサイズを変更しても文章が自動的にテキストボックス間でつながるので、内容を再入力する手間が省ける。連結させたいテキストボックスを選択して、それぞれに「流し込みテキスト」を適用する。

「流し込みテキスト」で複数のテキストボックスを連結させて長文テキストを流し込める
リーフレットやレポートの作成に最適

部分翻訳

翻訳機能は、特定のページや箇所を選んで一括翻訳が可能になった。見出しやブランド名は日本語のまま説明文だけを他の言語に変更でき、多言語対応のコンテンツ制作がスムーズに行える。海外顧客向けにクリエイティブを制作する場合に適している。翻訳したいファイルとページを開いて「翻訳」をクリックし、翻訳したい言語をプルダウンで選択して一括翻訳したいページと箇所にチェックを入れて「複製して翻訳」をクリックする。

翻訳したいページや部分を指定
一括翻訳した後、細かいレイアウトを調整
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