アイスタイル、美容業界のデータマーケティングを支援するBtoB新事業「データドリブンソリューション」を開始 | ネットショップ担当者フォーラム

ネットショップ担当者フォーラム - 2025年4月10日(木) 08:30
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アイスタイルはこのほど、BtoB向けの新事業「データドリブンソリューション」を開始し、データを活用したコンサルティングなど3つのサービス提供を始めた。

あわせて、新事業を推進する新会社「アイスタイルデータコンサルティング」を、CXコンサルティングファームのNODEと共同で設立。代表取締役社長の天野博之氏は、新会社の売上高について「5年後ぐらいまでに20~30億円を計画している」と説明する。

アイスタイルデータコンサルティングの天野博之代表取締役社長アイスタイルデータコンサルティングの天野博之代表取締役社長

アイスタイルによると、化粧品市場では昨今、生活者の価値観の多様化やSNSの発達などの影響を受けた情報接点の複雑化により、年々画一的なトレンドが生まれにくくなっていると指摘。こうした変化に対応するため、データドリブンなマーケティングや商品開発を志向するブランドが増加傾向にあるという。

「データドリブンソリューション」は、コスメ・美容の総合サイト「@cosme」、ECサイト「@cosme SHOPPING」、実店舗「@cosme STORE」を運営するなかで蓄積してきたデータの統合データ基盤を活用し、次の3つのサービスを提供する。

①データコンサルティングサービス

ブランドに伴走し、課題整理から戦略の提案・実行・検証までを支援するコンサルティングサービス。アイスタイルデータコンサルティングは、アイスタイルがクチコミメディア・EC・店舗を自社で運営しているため、化粧品業界の構造や最新動向を的確に把握し、それを踏まえた最適なコミュニケーションが顧客企業とできるという。

アイスタイルが保有するデータの特長アイスタイルが保有するデータの特長

コンサルティングの基盤となる顧客データを自社で創出しているため、データの背景や根拠の深い理解に基づいた高精度な分析、戦略提案ができ。顧客企業に対しては「@cosme」のプラットフォーム活用だけではなく、幅広い打ち手を提案する。

データを起点としたコンサルティング支援の事例データを起点としたコンサルティング支援の事例

先行してデータコンサルティングサービスを利用した資生堂ジャパンの松村美穂氏(SHISEIDOブランドマーケティング部バイスプレジデント)は、アイスタイルが実施したメディア向け事業説明会で次のように説明した。

アイスタイルによるデータコンサルティングの体制には非常に価値があると感じた。“ビューティーのプロフェッショナル”という視点で、データ分析とコンサルティングを伴走してくれる。

アイスタイルで保有・完結しているデータを分析してくれるので、たとえば課題感など、自社では解像度が甘かったところをクリアに示してくれた。

資生堂ジャパン 松村美穂氏資生堂ジャパン 松村美穂氏
②AI分析ツール「@cosme Copilot」

生成AIを活用して「@cosme」に投稿されたクチコミを分析し、自ブランドの現状分析やマーケティング施策の振り返り、商品開発などに活用できるサービス。

顧客企業は、「@cosme」に蓄積された過去10年分のクチコミ情報を、自ブランドの現状分析やマーケティング施策の振り返り、商品開発などに活用できるという。

クチコミ検索、評価スコアや頻出ワードを可視化する分析機能、AI自動生成によりペルソナを可視化し、ターゲットユーザーを特定したり、他ブランドのユーザーと比較したりすることができる。また、対話型のチャット機能によって、ユーザーインサイトを迅速に深掘りできる。

「@cosme Copilot」のイメージ「@cosme Copilot」のイメージ
③リサーチサービス

生活者の意識行動・ニーズを把握するための調査設計やデータ分析、「@cosme」のユーザー調査(定量・定性調査など)を活用して、顧客企業の課題解決につながるインサイトを提供するリサーチサービス。

コンサルティングなどを通じてユーザーインサイトの仮説を立てた上で、効果的な「@cosme」メンバーへのアンケート調査、モニター調査、クチコミ分析レポートなどを顧客企業に提供する。年代・職業の基本属性だけではなく、使用アイテムやブランド、化粧品購入チャネルや嗜好(しこう)性でのセグメントも可能だという。

リサーチサービスのイメージリサーチサービスのイメージ
新会社のアイスタイルデータコンサルティングとは?

アイスタイルとNODEは「データドリブンソリューション」の立ち上げに向けて、2024年2月から連携してきた。

アイスタイルデータコンサルティングの代表取締役社長は、アイスタイルの執行役員兼ブランド体験ユニット長である天野博之氏が兼任している。

NODEとの協業により、データに基づいたBtoBサービスを提供するNODEとの協業により、データに基づいたBtoBサービスを提供する

アイスタイルはマーケティング支援事業を、利益率向上に向けた今後の中核事業と位置付けている。

アイスタイルの事業方針(画像はアイスタイルのIR資料から追加)アイスタイルの事業方針(画像はアイスタイルのIR資料から追加)

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オリジナル記事:アイスタイル、美容業界のデータマーケティングを支援するBtoB新事業「データドリブンソリューション」を開始
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