レンタルサーバー導入&活用事例

年間100万円のコスト削減/ブレインアンドトラスト+東急リゾートサービス+ラピッドサイト

レンタルサーバー導入&活用事例

株式会社ブレインアンドトラスト+
株式会社東急リゾートサービス+ラピッドサイト

野本 幹彦(フリーライター)

バラバラ借りていたサーバーをVPSにまとめて
年間100万円のコスト削減

株式会社ブレインアンドトラスト会社 概要

東急リゾートサービス
http://www.resortservice.co.jp/
  • 設立:1999年9月
  • 本社所在地 :東京都千代田区東神田3-1-13 神田浅草橋ビル7F
  • 事業内容:ウェブ制作、システム構築、法人向けハードウェア販売
  • URL:http://www.bandt.co.jp/

レンタルサーバー利用概要

  • 利用サービス:VPSサービス(顧客ごとにRV-31シリーズとRV-30シリーズとを使い分ける)
  • 利用内容: ウェブ制作/システム開発のインフラとして利用

汎用機からウェブの世界へインフラも含めたサービスを提供

ブレインアンドトラストは、中小規模事業者向けを中心にウェブ制作を行う会社だ。ラピッドサイトの代理店としてVPSを中心に同社のサーバーを利用している。元々、汎用機のシステム開発を行ってきた代表取締役の前島安宏氏は、「これからウェブサイトやインターネットが流行するという兆しが見えてきた99年ごろ、システム会社の一部門としてウェブの部署を作ろうと考えました。しかし、今までの会社の中だと人の流れや考え方が堅くなるのではないかと思い、ウェブ専門の会社としてブレインアンドトラストを立ち上げたわけです」と会社設立の経緯を語る。

株式会社ブレインアンドトラスト 代表取締役
前島安宏氏

「会社を設立したときに、インフラがないとウェブサイトだけを作ってもダメだと思っていました。ウェブサイトとサーバーを一緒に提供していくことを考えたわけです。しかし、自社サーバーでは予算の問題もあるし、安全なものをお客様に提供するだけのコストをかけられない。中小規模のお客様を顧客ターゲットとして考えているので、オールインワンで安価なサービスとする必要があります。そうなると、必然的にレンタルサーバーサービスを利用することになりますよね。ラピッドサイトに決めたのは、コスト面が非常に魅力的であったのと、当時からVPS(Virtual Private Server、仮想専用サーバー)のサービスを将来的に実現したいといった話を担当者から聞けたことですね」(前島氏)

自由度が高くコストメリットがあるVPS

設立当初は共用サーバーを中心に利用していた同社だが、ラピッドサイトがVPSサービスを始めたときからすぐに利用し始めている。「ラピッドサイトがVPSを始める前に、ニーズがあるかどうかを打診されたことがあり、トライアルのような形で試させていただきました。そのときから使えると感じていたので、VPSサービスの開始当初の2000年ごろから使っています」という前島氏は、顧客の要望に応じるためにもVPSは不可欠なサービスだと言う。

「最初は単なる企業紹介だけでいいと考えていたお客様も、次第にCGIを使ったサイトにしてみたいといった要求が出てきます。たとえば、単に連絡先をクリックするよりもフォームメールを使いたいと考えるわけです。また、ショッピングに対するニーズも次第に高まってきました。我々のお客様は製造業の方が多いのですが、本業のノウハウを活かした製品をインターネットで売りたい、といったニーズが出てきます。共用サーバーの場合は、CGIの使用に制限があったり、オリジナルのCGIが使えなかったりする場合があります。しかし、VPSであれば、自由度も高いので、これらのお客様の要望に応えていくことができます」

VPSでコスト削減とCMS導入に成功した

ブレインアンドトラストがウェブ構築を行い、ラピッドサイトのVPSを利用しているサイトとして、東急リゾートサービスの徳永正彦氏にもお話を伺うことができた。まず、ラピッドサイト及びブレインアンドトラストを採用した理由について、徳永氏は次のように語る。

株式会社東急リゾートサービス 総務部 システム課
徳永正彦氏

「我が社は、東急不動産が作ったリゾート施設をまとめる形で2001年に合併した会社です。当初は、施設ごとにバラバラにサイトが作られ、借りているサーバーもバラバラで、コストも高くなっていました。一昨年くらいから何とか1つにまとめられないか、とGMOホスティング&セキュリティに相談してみたところ、ラピッドサイトのVPSサービスの存在を知り、制作会社としてブレインアンドトラストさんを紹介していただきました。

専用サーバーを借りるよりもコストが安く、自由度もあると思ったのが採用の決め手でした。結局、1つにまとめることによって、サーバーのレンタル費だけで年間100万円くらいはコストを下げることになりましたね。また、VPSを使うことによってブログやCMSなどを自由に使うことができ、サイトの幅が広がったと思います。スキー場のサイトなどでは、CMSを使って現地の最新情報や雪の状況、イベントレポートなどを書き込むようにしています。ほぼリアルタイムの情報を出せるのは、大きな魅力となりますね」(徳永氏)

技術力の高いサポートで安心して利用できる

VPSサービスの開始当初から利用している前島氏は、ラピッドサイトのサービスに強い安心感を抱いていると言う。「ラピッドサイトの良いところは、ソフトウェアのバージョンの違いなどのちょっとした質問などでも親身になって動いてくれることです。たとえ夜中までかかっても対応してくれるのは非常に助かりますし、最初からずっと同じ人が担当してくれているというのも安心できます。また、技術力も非常に高い。ラピッドサイトのVPSはFreeBSDで運用されているのですが、このOSは知識や技術力がなければ使いこなせません。しかし、ラピッドサイトのサポートは、細かなパラメータに関する質問をしても的確な回答が返ってくるのは高い技術力の証だと思いますね」

エンドユーザーとして利用している徳永氏にトラブルがなかったか聞いてみると、「トラブルがまったくないわけではないです。アクセス解析ツールの関係で、ログが取れなくなったという現象が起きたときには困りましたね。土日だったのですが、ブレインアンドトラストさんに携帯で連絡して迅速に対応してもらいました」という回答だった。また、前島氏も「代理店としてトラブルの連絡を受けたときには、すぐにラピッドサイトに連絡して強く要望を出すようにしています。東急リゾートサービスさんのトラブルのときは、連絡後すぐに我々で解決できたのですが、ラピッドサイトからも同様の解決策をすぐに連絡してきましたね」と続ける。

最後に、両社の今後の展開について伺った。

「東急リゾートサービスは、今後トップページを含めたリニューアルを考えています。CMSなども積極的に取り入れていきたいですし、リアルタイムな情報も充実させていきたいと考えています」(徳永氏)

「ブレインアンドトラストは、インターネットを使いたいというお客様には“すべて”を提供できる会社だと思っています。ラピッドサイトとともにインフラを提供し、ウェブ制作からシステム構築を行います。ハードウェア販売もやっていますから、パソコンが1台もない商店主の方にも、教育も含めて最初からすべてを提供できるということが我々の強みです。今後は、ウェブ制作だけではなく、CMSを含めたサイトを活用できるようなウェブ構築が求められるようになってくると思います。我々は元々システム屋ですから、その辺もしっかり提供していきたいと思いますね」

株式会社ブレインアンドトラストと
株式会社東急リゾートサービスが選んだレンタルサーバー

ラピッドサイト
http://www.rapidsite.jp/

ラピッドサイトのVPSサービスは、CGIやPHP・SSL・MySQLなど、ウェブサイトの運営に必要な機能に加え、ブログ構築ツールやアクセス解析機能を標準で搭載。中規模から大規模サイト、複数ドメイン対応まで幅広く対応する仮想専用サーバーだ。転送速度に優れた国内データセンター利用のRV-31シリーズと、コストを抑えた米国データセンター利用のRV-30シリーズからニーズに合わせた選択が可能だ。
http://www.rapidsite.jp/product/vps/

※この記事は、『Web担当者 現場のノウハウVol.2』掲載の記事です。

※社名、所属部署、利用サービス、価格など、この記事内に記載の内容は、取材当時または記事初出当時(2006年9月)のものです。

この記事が役に立ったらシェア!
メルマガの登録はこちら Web担当者に役立つ情報をサクッとゲット!

人気記事トップ10(過去7日間)

今日の用語

eCPM
「eCPM」はeffective Cost Per Milleの略。「有効CPM ...→用語集へ

インフォメーション

RSSフィード


Web担を応援して支えてくださっている企業さま [各サービス/製品の紹介はこちらから]