この記事は、書籍『ひらめきが加速する 企画エクササイズ』の内容を、Web担当者Forum用に抜粋してオンライン版として公開するものです。
脳内脂肪を燃やす
発想の新体操68本!
企画のもとになるアイディアは日常の関心事から生まれてくるもの。そのアイディアと消費者ニーズが重なったときに、企画は成立します。プランナー「くぼたつ」こと久保田達也による、企画を立てるプロセスで実践する方法を「発想」「共有」「表現」「思考」「分析」の5章立てで紹介。いますぐできる脳のトレーニングを68プログラム用意しました!
『~ひらめきが加速する~企画エクササイズ』
- ISBN978-4-8443-2461-4
- 1,659円(税込)
- 久保田達也 著
情報整理に便利な
基本の図解
本書の第3章で紹介している図解の1つにマインドマップがあります。マインドマップは、頭の中にひらめいた多くのインスピレーションを可視化することで、発想を整理することができるものです。
マインドマップのほかにも、図解にはさまざまなパターンがあります。上手な図を描こうとするのではなく、あくまでも考えながら、頭の中を整理するために、シンプルな図を描いていきましょう。僕がよく使う図解は、次のとおりです。
相互関係図
図解の基本は、ものごとの関係を整理することです。たとえば円を3つ書いて、その中にキーワードを書き、矢印で結べば、矢印の向きによって3つの関係がよくわかります。3つの円を重ねれば、どの部分とどの部分の関係が深いのかを表現できます。図形を1つ、円ではなく四角形にするなど変化させると、そのキーワードだけ別の意味が出てきます。
フィッシュボーン
フィッシュボーンは魚の骨です。頭の部分に企画のゴールを書き、それを実現する要素をすべて骨の部分に書いていきます。集めたアイディアや情報をすべて生かしたいときに使います。
ロジックツリー
ロジックツリーは本書の第4章で紹介する「問題解決思考」で多用します。木の幹と枝のように、あるひとつのテーマを分解して階層化していくことで、論理的に考えられるようになります。たとえばひとつの企画テーマを幹に、アイディアのA案、B案と2つの枝に分けてから、それぞれの結果を書き出してみましょう。
フローチャート
時系列の手順やプロセスを段階的に書き出したものです。ステップ1、ステップ2、ステップ3…と項目を書き出すことで、ひとつのことを実現するまでの手順や課題を認識することができます。図中のある要所に「もしも~なったら」という仮説の項目をおいて分岐させると、「こういう場合はこうなる」という多元的なストーリーを展開できます(詳細は本書の第4章「思考する」)。
マトリックス
X軸とY軸の項目をまず決めて、各欄に当てはまることを記入します。たとえば、X軸に商品のラインアップ、Y軸に狙うターゲットといった具合です。単純な箇条書きと違って、各欄を埋めることで考えのモレや重複をなくすことができます。
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