「はてブ」を意識するきっかけになったエントリー——シロクマさんの自薦ベストエントリー
「はてブ」を意識するきっかけになったエントリー
——シロクマさんの自薦ベストエントリー
いしたに 小林さんはブログが2つあるので、それぞれからベスト1を選んでもらいました。
小林 「Polar Bear Blog」からは、「Web2.0大賞」の記事です。中身は海外記事の翻訳なんですが、あれが妙に「はてな」でブクマされて、急にアクセスが増えてビックリした思い出があります。「はてブ」を意識したのは、それが初めてだったかもしれません。このエントリーは海外の記事の丸写しに近いのですが(笑)いしたに でも、意外とそういうのが受けたりしますよね。
小林 「みんなこういう情報が欲しいのかー」と実感した面があります。突き詰めていけば、ブログ記事は「ニュース」か「論説」のどっちかになるわけで、「ニュース」はみんなが知りたいと思っているところを引っ張ってくるのが価値なんでしょうね。「論説」が得意な方は「はてな」界隈に多いので(笑)いしたに そうですねえ、タイミングありますよねえ、読者層もある。そういうことが分かったエントリーって、やっぱりあるんですよね。
小林 そうそう、まさしく。みんなが期待しているものが分かったというか。おこがましいけど。その意味でこのエントリーは思い出に残っていますね。いしたに では次に、「シロクマ日報」の方はどのエントリーですか?
小林 2008年6月に書いた秋葉原通り魔事件に対するコメント記事です。他愛もない中身ですが、みなさん関心が高かったらしく、朝日新聞から取材を受けました。事件の記事がベストエントリーというと怒られそうですが、一番印象に残ったエントリーということで理解していただけると嬉しいです。いしたに これは外部に波及したということですかね?
小林 はい。そうですね、反響がありました。テーマ的にもいろいろと感じることがあったので、「ベストエントリー」には変かもしれませんが、これも「思い出に残る」という意味で。いしたに 記者さんはなぜ取材に来たのでしょうね?
小林 僕のエントリーを読んで下さって、メールで連絡をいただきました。いしたに 今はそういう時代なんですね(笑)
小林 面白いですよね(笑)いしたに ええ、面白いです。ブログ冥利に尽きますね。自分の書いたことが自分から離れて、勝手に自走するんですよねえ。
小林 おっしゃるとおり。たまに暴走も。いしたに 暴走も自走のうち、あきらめよう(笑)
小林 確かに(笑)- 2005年12月12日「2005年Web 2.0大賞」
- 2008年6月9日「秋葉原通り魔事件とデジタル野次馬」
シロクマさんのオススメブログ
小林 1つめは「Rauru Blog」です。Rauruさんは、去年でしたか、アルファブロガーにもノミネートされましたし。ご存知の方も当然多いかと。実は「Rauru Blog」さんの「はてブ」もお気に入り登録しているのですが、「これ面白れー!」という記事が多いです(笑)いしたに あー、わかります、「はてブ」も登録(笑)
小林 科学系のネタに振れると、知識が追いつかないのですが(笑)いしたに 面白い人はブックマークも面白いですよね。
小林 2つめは「Swiss Miss」。これはアート系ですが、面白いWebサービスも紹介してくれます。よくネタをパクります(笑)。写真+コメント数行ということが多いのですが、面白いガジェットが出てくる場合も多いです。ただ、ガジェット系は「百式」か「GIZMODE」が必ず先にピックアップしてますが……。アート系という意味で言えば、「DESIGN-FEED.NET」もチェックしてますが、ブログではないので除外ということで。デザイン系のブログのRSSを一緒くたにしたもので、ずらずら見ていると必ず面白いネタが見つかります。いしたに なるほどお、了解です(笑)
小林 最後は「Spring Wise」です。これは「ユニークなビジネスを集める」というブログで、Webサービスに限らず、リアル系も含めた面白いネタを提供してくれます。いしたに どれも知らない。やばい……。小林さん、さすがだ。
小林 いや、よくネタをパクるので、偉くないです(笑)まとめ:企業ブロガーのお手本、アキヒトさん
企業でブログを運営する、企業名を出してブログを運営する。似ているようで違う部分もありますし、同じ部分もあります。
企業とブログをセットで考える際に、どうしても問題となりやすいのが「炎上」的なことです。そして、小林さんの「悩まなくなった」という言葉は、経験による実感のこもった言葉です。
ブログがここまで普及する中で、どうもブログに向いている人、向いてない人というのが、実際にあることも分かってきました。
企業にブログを導入する際に、社内でブログに向いている人にブログをお願いするか、ブログに向いていないけど、ITリテラシーの高い人にお願いするか、それともチーム体制するか、いくつかのパターンを検討する際のヒントになると思います。
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