「ユニクロ」をエキスパートレビュー!(続き)
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なんとも落ち着かないファーストビュー
同じトップページの最上部にある、グローバルナビゲーションを見てみよう
左から順番に、「MEN」「WOMEN」「KIDS」「BABY」「COMPANY」「店舗検索」「商品検索」「お客様窓口」「会員登録」「ログイン」「カート」というように、ずらっとメニューが並んでいる。
左の4つ「MEN」「WOMEN」「KIDS」「BABY」は商品カテゴリーだ。
この部分にマウスカーソルを重ねると、またもメインビジュアルがにゅるっと押し下げられて、商品カテゴリーの下に、サブカテゴリーが挿入される(図3の赤枠で囲んだ部分)。メインビジュアルに重なって表示される(オーバーレイする)のではない。
さらに、そのにゅるっと表示されたサブカテゴリー部分にマウスカーソルを重ねると、配下のカテゴリーがプルダウンで展開されるという構造になっている(図3の青枠で囲んだ部分)。このプルダウンはその下のイメージ上にオーバーレイされる。
きれいに作られているのだが、
- 左へ8つのメインビジュアルが高速移動すること
- グローバルナビゲーションでサブメニューが挿入されること
- メインビジュアル直下に8つの小さい画像が挿入されること
これら3つの動作のせいで、トップページのファーストビューをマウスでなにげなく移動するだけで、いちいち上下左右に画面全体が揺れ動く。
何とも落ち着かないファーストビューになっている。
テキストよりもビジュアル重視のレイアウト
引き続き、トップページ。今度は、メインビジュアル下の部分に目を移していこう(図4)。ビジュアルの隙間にテキストがはめ込まれている感じだ。
この部分は基本的に4段組みになっているが、「プレスリリース」「お知らせ」「ランキング」などは同じようなテキスト表現(図4の青枠で囲んだ部分)、それ以外は基本的には多くが商品カテゴリーへのリンクになっている。
これらのテキストコンテンツは、最初から読んでもらうことを放棄しているのか、デザインの一部みたいな感じに埋め込まれている。まあ別にユーザーもそんなに関心を寄せないコンテンツだからいいだろう。
正方形の画像部分の多くは、マウスオーバーすると、テキストに早変わりする(図5)。長方形の画像部分も、多くはマウスオーバーすることで、別の画像が出てくるなど、やはりめまぐるしい変化が忙しく感じる。
基本的に、メインビジュアル下のコンテンツは、この正方形と長方形の組み合わせで構成されている。「Facebookもチェック」というFacebookページへのリンクコンテンツもあるのだが、このサイズの長方形の1つに当てはめられている。
さらに下の方に行くと、人のイメージがまったく揃っていない部分もあり、非常に見にくい(図6)。人がたがいちがいに配置されているのは、決して見やすいと思えないのだが、いかがだろう。にぎやかな感じは演出されているけど、もしかすると見やすさを犠牲にするメリットがあるのだろうか?
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