グーグルショッピング検索SEOのTIPS×13
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グーグルショッピング検索SEOのTIPS×13
ショッピング検索でアクセスアップ (Stone Temple Consulting)
グーグルショッピングなどを提供するグーグル コマース チームのシニア プロダクト マネージャであるマユレシュ・サヨジ氏が、グーグルプロダクト検索についてのインタビューに答えた。
グーグルショッピング検索の最適化のための貴重な情報を語っているので重点をリストアップする。
- マーチャントセンターに登録する
- 商品フィードデータを送信する
- フィードデータを送信する前にテスト送信して問題がないか確認する
- フィードの要件を確実に満たす
- UPCやISBN、EAN(ヨーロッパのみ)などの固有の識別番号を付ける
- 価格情報を正確に載せる
- 在庫、税、送料を載せる
- 質の高い写真を使う
- すべての商品に写真を準備する
- 商品の数が非常に多い大規模サイトではフィードの更新にContent APIを利用するといい(ただし技術的に高度)
- 新しく用意したカテゴリ属性を指定する(アパレルやアクセサリー、靴、宝石などは特に重要)
- サイト(に掲載する商品)を更新したらフィードもその都度更新したほうがいい
- レビューは重要で購入者に書いてもらえるようにする
meta keywordsタグに時間をかけるのは時間のムダ!
他にやることがあるでしょ (Google Webmaster Central Help Forum)
サイト内検索で適切なページを返すためにmeta keywordsタグを利用している。ユーザーがミススペルしたときのために、ミススペルのキーワードもmeta keywordsタグに入れようと考えているのだが、これはグーグルにも有効だろうか?
このような質問が、英語版のグーグルウェブマスター向け公式ヘルプフォーラムに投稿された。
グーグル社員のジョン・ミューラー氏が次のように回答した。
グーグルはmeta keywordsタグを無視する。とはいえ好きなように使って構わない。でもグーグルはミススペルに気付いてユーザーが正しいサイトを見つけるように手助けするのがとても上手になってきている。だからミススペルの単語をmeta keywordsに入れるような作業は必要としないだろう。
meta keywordsをいじくるのに時間をかけるぐらいなら、サイトの別のことに費やすべきだと個人的には思う。
投稿者のように、サイトで用いているシステムでmeta keywordsタグを利用することもあるだろう。なにか結果が明確な理由があってmeta keywordsタグを使うのはいっこうに構わないが、グーグルの検索結果からのアクセスを増やすためにmeta keywordsタグを使うのは、筆者もおすすめしない。
ミューラー氏の言うように、グーグルはミススペルの検出・訂正の能力が向上している。下のキャプチャのように打ち間違いと強く確信できたときは「もしかして」で正しいキーワードを提示する以上に、訂正したキーワードの検索結果を返すこともあるぐらいだ。
Bingにおいても、スパム扱いされたいのでなければmeta keywordsタグを気にかける必要がないのは、これまでにこのコーナーで紹介してきたとおりだ。
グーグルやBing以外の検索エンジンはmeta keywordsタグを使っているかもしれないし、将来に渡ってもグーグルとBingがmeta keywordsタグをランキング要因に使うことはないと断言することはできない。だが、それでも時間をかけるのはやはりもったいないことだと思う。
Bing対グーグル、検索結果クリック率 対決
軍配はどちらに? (Slingshot SEO)
米Slingshot SEOが、Bingの検索結果における順位ごとのクリック率(CTR)を調査し結果を公開した。それによると、Bingの検索結果1位のCTRは9.86%、2位のCTRは5.51%、3位のCTRは2.74%……という結果だった。
Sling Shotは、以前にグーグルに対しても同様の調査を行い結果を公開している。今回のレポートでは、グーグルとBingの結果を表したグラフを重ねており両者の比較から、おもしろいことがわかる。
どの順位においてもBingのほうがグーグルよりもクリック率が低いのだ。グーグルのほうが関連した結果を適切に返しているとも考えられるが、「今回の調査だけではそうとは断定できず、ユーザーの行動様式の違いによるものかもしれない」と推測している。
1ページ目の結果をクリックしなかったユーザーはどこに行ってしまったのだろうか? これも推論になるが、関連キーワードのリンクをクリックしたか、検索しなおしたか、2ページ目に行ったか、検索連動型広告をクリックしたか、画像やビデオなどカテゴリ検索に絞り込んだか、いろいろな可能性が考えられる。
検索順位ごとのCTRは調査方法やキーワードによってかなり開きがある。ただユーザーの検索リテラシーが向上し、求めているページがなさそうなときには検索しなおすことに慣れてきたため、検索結果1ページ目といえど以前よりはクリックされることが少なくなってきているとしても不思議なことではない。
詳細な調査データは同ページ右側のフォームに個人情報を入力してダウンロードできる。
米ヤフー、Bingへの移行を完了
ヤフーさん、お疲れさまでした (Yahoo! Search Blog)
米ヤフーは、ウェブ検索とモバイル検索のBingへの移行が、(韓国を除く)すべての国で完了したことを正式にアナウンスした。米ヤフーと米マイクロソフトの提携が確定して以来1年半以上が過ぎ、事実上ヤフーの検索エンジンがウェブから姿を消したことになる。
日本のヤフーでは、すでにYahoo!検索のシステムをグーグルのものに移行しており、日本の検索エンジンマーケットにはほとんど何も影響を与えない。しかし長らく検索エンジンマーケティングに関わってきた関係者には寂しいニュースに違いない。
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