検索エンジンのブラックリストに載るための5つのSEO手法 など10+2記事(海外&国内SEO情報)
検索エンジンのブラックリストに載るための5つのSEO手法
やってはいけないブラックハットSEO (Business on Main)
元Google社員でウェブマスターセントラルで働いていたヴァネッサ・フォック氏が、検索エンジンのブラックリストに載ってしまうような、やってはいけないSEOを5つ解説した。いずれも、いずれ検索エンジンに発見され、あなたのサイトの順位に悪影響を与えるような手法だ。
作為的なリンク
サイト訪問者に紹介するためのリンクではなく、検索エンジンの評価の操作を狙った不自然なリンク(PageRankを渡さない明白な広告リンクを除く)リンク売買
PageRankを操作するためのリンクの売り買いはガイドライン違反である。たとえJ.C.PennyやForbesのような大手のサイトであってもペナルティを受けることがある。相互リンク
純粋に良いサイトだからお互いに紹介し合うのは問題ないが、「あなたのサイトにリンクするから代わりに自分のサイトにもリンクしてほしい」という検索順位を上げるための作為的な相互リンクは不正な行為に該当する。交換リンク
ディスカウントやプレゼントなど何かと引き換えにリンクを張ってもらうことも不正だと判断されうる。ペナルティを受けた事例もある。隠しテキスト・キーワードの詰め込み
人間のユーザーには見えない、背景色と同じ色の文字
CSSでマイナスの数字を指定して表示の外に飛ばす
ユーザーがクリックすることを目的としていない「詳細」というリンクのなかにテキストの段落を入れておく
検索エンジンのロボットがアクセスした時だけ出てくるテキスト(クローキングに該当)
alt属性に画像に無関係なキーワードを記述する
優れたサイト構造やユーザーエクスペリエンスのことを考えずに、検索エンジンの隙を突こうとするSEOは長くもつことはない。
ここで挙げられたような取り組みによって上位表示しているとしたら、いつペナルティを受けても不思議ではない。
日本語で読めるSEO/SEM情報
スマートフォンのSEOによくある質問
スマートフォンと検索エンジンの基本的な知識 (SEMリサーチ)
渡辺隆広氏がスマートフォン向けたSEOで頻繁に尋ねられる質問に回答した。パート1として以下の9つの質問に答えている。
- PC版Google と スマートフォン版Google に違いはありますか?
- スマートフォンに最適化したウェブサイトは、スマートフォン版Googleの検索結果で(PC版よりも)有利になりますか?
- PCに最適化したウェブサイトは、スマートフォン向けGoogleで不利になることはありますか?
- 「PC向けサイトのみ」を用意した場合と、「PC向けとスマホ向けサイトの2つ」を用意した場合、2つのサイトを用意した方がGoogleランキングで有利になりませんか?
- スマートフォン向けサイトしか用意していませんが、SEOはどうすればいいですか?
- タブレット版Googleとスマートフォン版Googleでランキングアルゴリズムに違いはありますか?
- しかし、PC版Googleとスマートフォン版Googleでは検索結果が変わる場合があります。これはどう説明されるのですか?
- 音声検索向けの最適化方法はあるのか?
- カメラ撮影検索向けの最適化方法はあるのか?
スマホ用サイトを運用中または運用予定のウェブ担当者は目をとおしておこう。
グーグルからの不自然リンク警告を無視し続けるとどうなる?
最悪はインデックス削除 (SEO Imagination!)
ウェブマスターツールに届く「不自然なリンクに関する警告メッセージ」。これを無視して放置しておいた場合と速やかに対処した場合の状況推移を実体験に基づいて比較した記事。
結論としては直ちに不正なリンクを外し再審査リクエストを送るべきである。順位の下落ならその後の施策で回復の可能性はある。しかし無視し続けたとしたら最悪のケースではインデックス削除されることもあり得るようだ。
不自然リンクへの警告の対処法についてはこちらの記事ももう一度読んでおくといい。
Googleアナリティクスでソーシャルメディアの貢献度を計測
うまく使いこなせるか? (アナリティクス 日本版 公式ブログ)
Googleアナリティクスに、ソーシャルメディアの価値を測るレポートが今後数週間かけて追加されていく。
ソーシャルメディアがサイトの何にどのように貢献しているかを計測することはなかなか難しい。Googleアナリティクスではこれまでもソーシャルエンゲージメントを測るレポートがあったが、実際のところかなり微妙な内容だった。
今回強化されたソーシャルレポートでは、以下のようなことがわかる。
- サマリーレポート ―― ソーシャルの成果とコンバージョンへのインパクトを一目で確認
- コンバージョンレポート ―― ソーシャルメディアはどの目標に影響したのか?
- ソーシャルソース ―― ソーシャルネットワークごとの行動の違いを見極める
- ソーシャルプラグイン ―― シェアされやすいコンテンツを見極める
- アクティビティストリーム ―― サイトの外で何が起こっているか?
ちなみに、ソーシャルメディアのデータ取得には「アナリティクス ソーシャルデータハブ」を利用している。日本で最大手のはてなブックマークもハブに参加しているとのことだ。
あなたのGoogleアナリティクスにこの機能が追加されたら、ソーシャルメディアの貢献度をさっそく分析してみよう。
GAにPDFエクスポートとメールレポート機能が追加
首を長くして待っていた機能 (Googleアナリティクス)
GoogleアナリティクスのPDFのエクスポート機能とメールレポート機能が、ついに新バージョンのインターフェイスに追加された(いつまで「新」と呼ぶべきなのか不明だが)。
新バージョンへの対応が遅れていたがやっと実装された。ベータ版とはいえ問題なく使えるはずだ。新しい機能も有用だがこういった基本的な機能もなくてはならない。
なお公式アナウンスは特に出ていない。
どうしてSEOをやるのか?
SEOは手段であって目的ではない (無料SEO対策のススメ)
ウェブサイトを運営する目的は、通常、サイトを訪問したユーザーに何らかのアクションを起こしてもらうことだ。たとえば購入や申し込み、問い合わせ、資料請求、ダウンロードが該当する。
そうしたアクションを起こしてもらう訪問ユーザーを増やすための「手段の1つ」としてSEOがあるのだが、SEOが目的になってしまっているウェブ担当者が少なからず存在する。あなたは大丈夫だろうか? 最終目標は収益アップ(に繋がるアクション)であって、ランキングアップやアクセスアップではない。
アクセスアップよりもコンバージョン率アップに目を向けようというのがこちらの記事だ。SEOが不要ということでは決してないが、コンバージョンを見据えずにSEOを施策してもそれはザルで水をすくうようなものだ。SEOはコンバージョンさせるための手段に過ぎないことを確実に認識してほしい。
ソーシャルもやってます!