【ヒトの心理とWeb集客の密接な関係 #5】SNSからの集客について考えてみよう(後編)
ホームページを開設したけれど、集客できていない!とお悩みの方も多いはず。
今回は、SNSからホームページへ集客するヒントのひとつ、「消費者の反応」について考えてみましょう。
まずは、身近な人を分析してみよう
自分の周りではどうなのか調査してみましょう。あなたの家族やお友だちは、どんなSNSを使っていますか?そして、どのような情報を得ていますか?
例として、私の周りを分析してみます。
父(80代)男性
- 2年前にスマートフォンにしたが、SNSには登録していない
- ショートメールは使える
- なにかあったらすぐ電話
- パソコンは使わず、たまにスマートフォンで検索する程度
- 友だち同士での口コミ情報多め(ゴルフなどの際に)
- 孫との連絡手段としてLINEを使う予定にしている
- 新聞やテレビでの情報収集が多い
- 美味しいお店などの情報は主に、ゴルフ仲間同士の口コミ情報
姉(50代)女性
※料理が得意・ハンドメイドが趣味・犬を飼っている・100円ショップが好き
- ネットショップなどの利用は、スマートフォンよりもパソコンからの方が多い
- LINEは父兄とのつながりや、家族・友人との連絡手段として頻繁に利用
- FacebookとInstagramは連携させていて、同じ内容を投稿している
- Facebookでは「ボストンテリア愛好会」グループに所属し、情報交換をしている
- Twitterはアカウントはあるが、ハンドメイド関連のアカウントをフォローするなどして主に情報収集に利用。投稿はしていない
- ネットでの情報収集も、特に自分の好きなジャンルについては大分柔軟に行える
- 良いと思ったものは、友人やフォロワーなどにシェアする傾向が強い
- 100円ショップの情報もいち早くネットで収集し、新しいものはすぐに買いに行く
- 離れて暮らす息子と、テレビ通話をしている
甥(10代)男性
※大学生
- LINEはライフラインと言って良いくらいの頻度で利用(LINE電話もよく利用している)
- 友人たちとGoogleスプレッドシートを使って「読んだ書籍」の情報共有をしている
- 最近アメーバブログをはじめた
- Instagramには学生生活を紹介
- Twitterでは興味があるジャンルのアカウントをフォローしているので、良い情報だと思ったツイートをリツイート
- Facebookはやっていない
- 興味があるジャンルの情報収集には主にTwitterを利用している
※フォローしているTwitterのアカウントも、本の著者など、信用できる人を選んでいるようです。
- 友だち同士では、LINEで情報交換をしている
- わからないことがあるとすぐにスマートフォンで検索をし、いろいろな情報を得ている
このように、身近な人を分析してみると、たくさんの気づきがあります。
居住地や性別・年齢、家族構成や趣味などにより、SNSの利用方法や利用頻度は大きく異なります。
自分の商品のターゲット層が
- どんな年齢層が多いのか
- どんなSNSを活用しているのか
- 情報収集のみに利用しているか、自ら情報発信もしているのか
- どんなアカウントやハッシュタグをフォローしているか、友だちになっているか
など、分析してみることをおすすめします。
つながらないと、見てもらえない
消費者とSNSでつながるためには
- Facebook …「いいね!」してもらう
- Twitter、Instagram …「フォロー」してもらう
- LINE@ …「友だち追加」してもらう
といった方法があります。
購入した商品の感想や応援コメントなど、会ったことがない消費者とつながることができます。SNSをはじめたら、より多くの人と「つながる」ようにしましょう。
つながるための工夫
URLを直接入力してもらうのは面倒なので、QRコードを活用しましょう。
※QRコードの作成方法は、「第3回:アナログ媒体を活用しよう※「はじめてWEB」は
サービスを終了しました」をご覧ください。
あなたのSNSのURLの確認方法は下記のとおりです。
1. Facebookページ
あなたのFacebookページにアクセスします。
上のアドレスバーに表示されているのが、「あなたのFacebookページのURL」になります。
2. Twitter
ログイン後、左上の方にあるご自身の名前の部分をクリックします。
上のアドレスバーに表示されているのが、「あなたのTwitterのURL」になります。
共感してもらえるように
SNSで消費者とつながったら、次は「共感」が得られるような投稿を考えます。
消費者は「良い」と思ったものを、自分のお友達におすすめしてくれます。
「拡散する」という言葉を聞いたことがあると思いますが、この「拡散」がネット上での「口コミ」になり、問い合わせが増えたり、モノが売れたりします。初めて訪れるホテルなどで、実際に訪れた人の口コミを参考にしたりすることがあると思います。
恋愛でも、第三者の意見を聞いたりすることがありますよね?(ウィンザー効果)
こういった「共感」を狙ったコンテンツ作成を心がけると良いでしょう。
自社の情報を掲載するだけでなく、あなたが「共感」した投稿をシェアしたり、消費者にとって有益なマメ知識を投稿するのもおすすめです。
まとめ
このコーナーのコンテンツは、KDDI提供の情報サイト「はじめてWEB」掲載の「エキスパート(専門家)コラム」の情報を、許諾を得てWeb担の読者向けにお届けしているものです。
※「はじめてWEB」のオリジナル版は掲載を終了しました
SNSでは消費者の反応を直接感じ取ることができます。反応が良かった投稿は、「なぜ良かったのか」を分析してみましょう。
投稿日時が良かったのか、文章が良かったのか、写真が良かったのか…?
こういった日々の分析が、SNSの活用をより良いものにしていきます。