大日本印刷と日立製作所は、携帯電話の画面を利用したデジタルサイネージ(電子看板)の試験サービスを、東京都港区港南のauショップ品川店で3月23日から約2ヵ月実施する、と3月16日発表した。専用ソフト(携帯アプリ)をインストールした日立製のau携帯電話「W63H」5台を店頭で横一列に並べ、それぞれの携帯電話が表示する広告情報と配信情報、陳列位置に基づいて各画面が連携。1つの画面のように連動して広告を表示する。右から左へ一体感のある動きで広告画像を動かし、一定間隔で自動的に幕を下ろすことで上下方向の変化も加える。広告としてKDDI、日立の携帯端末「H001」などの画像を配信する。
大日本印刷と日立は携帯電話ショップや家電量販店の店頭に陳列されている携帯電話に着目。複数の携帯電話の画面を連動させてアイキャッチ効果の高い広告媒体として活用するデジタルサイネージシステムを共同開発した。大日本印刷が基本仕様、情報配信のための携帯アプリを日立が担当した。試験サービスでは、システムの動作検証と新しい広告媒体として広告がどの程度見られているか、どのくらいの人が店舗を訪れて携帯端末に触れるか、など広告効果の検証を行う。今回配信する広告は静止画だが、今後動画広告やインタラクティブ(双方向)広告に対応。携帯電話網経由での広告配信や配信サーバでの広告登録、ログ分析などを行う管理機能の提供も予定している。
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