AdWordsディスプレイ広告やYouTubeで第三者配信 iogous*markが認定ベンダーに
Fringe81株式会社は、同社の開発する第三者配信アドサーバー「iogous*mark(イオゴスマーク)」が、グーグルの運営するアドワーズ広告のディスプレイ広告ネットワーク「Googleディスプレイ ネットワーク(GDN)」と「YouTube」において、Google認定アドサーバーとなったことを9月7日に発表した。
これにより、広告主はGDNとYouTubeの巨大な広告在庫に対して、グーグルのターゲティング技術とiogous*markの配信技術を組み合わせて広告を出稿・管理し、他の媒体とあわせて統合的に広告効果測定できるようになる。
これまで、GDN上での第三者配信は米国製の限られた製品しか認定されていなかったが、Fringe81のサービスが認定されたことで、国内でも安価に第三者配信を行えるようになった。
iogous*markの第三者配信アドサーバーを利用すると、広告主は次のようなことを実現できる。
他の媒体やアドネットワークへの広告配信と同じシステムでGDNやYouTubeに広告を配信することで、インターネット広告を誰に対して表示したか、広告を見たユーザーがその後どのような行動を行ったかなど、広告効果測定の統合管理が可能となる(第三者配信アドサーバーを使わない場合はクリックされたあとしか分析できない)。
個別ユーザーあたりの表示回数の制御をGDNやYouTube上でも行うことができる(フリーケンシー制御、上限回数の設定や回数に応じて異なるクリエイティブを表示するなど)。
また、グーグルの技術とiogous*markの組み合わせにより、広告接触者の検索行動も把握しやすくなっている。
サイト訪問時の検索キーワードに関しては、第三者配信アドサーバーを利用していなくても訪問者全体として把握できるが、iogous*markの第三者配信アドサーバーを利用してランディング先のサイトにiogous*markのトラッキングコードを含めておくことで、さらに詳しく分析できるようになる。
具体的には、第三者配信アドサーバーを使えばこれまでは広告をクリックした人だけセグメント化して分析できていたのだが、今回、GDNとの連携により、「広告を見たがクリックしなかった(ビュースルー)ユーザー」が、その後どういった検索キーワードでサイトを訪問したかなどのデータもセグメント化して取得できるようになる。これにより、ディスプレイ広告と検索マーケティングを結びつける可能性も広がるという。
通常、GDNやYouTubeへの広告出稿に関しては、広告主がアドワーズに対して画像とURLを入稿し、バナーはグーグルのシステムから配信されていた。GDNでiogous*markの第三者配信アドサーバーを使うように設定すると、広告主は画像とURLをiogous*markのシステムに入稿すると、連携設定しているGDNが自動的にiogous*markの配信タグを利用して広告を表示し、バナーはiogous*markのシステムから配信されるようになる。
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