モーニングスター、Webサイトの評価サービス「オンライン・ユーザーエクスペリエンステスト」を提供

金融情報サービスのモーニングスターは、同社のネットコンサルティング事業、ゴメス・コンサルティングサービスの一環として、大規模モニターによるWebサイトのユーザーエクスペリエンス(ユーザーの満足度)を評価するサービス「オンライン・ユーザーエクスペリエンステスト(オンラインUXテスト)」の提供を開始した、と7月9日発表した。オンラインUXテストは、モニターを特定の会場に招いて行うユーザビリティテストと大規模サンプルによるWebアンケート調査の両方の特徴を持つ。実際にWebサイトを利用しながらタスクを実行するユーザーから意見や評価を収集するほか、ユーザーの行動を記録して集計、分析を行う。このため、従来のユーザビリティテストで得る定性的評価と、デザイン、使いやすさ、コンテンツの効果、満足度などの定量的な評価を同時に得ることができる。

オンラインUXテストは、オンラインで完結するため、あらゆる地域、属性のユーザーを募集することができる。テストに参加するユーザーは、自宅や勤務先など、普段Webサイトを利用する環境からテストを実行する。ユーザーが行ったタスクについて「質問と回答」「自由な意見」「たどったページの経路情報」「タスクに要した時間」「ページの表示速度」など、行動と行動に至る考えを記録する。オンラインUXテストの実施にあたってはテストの設計、テスト結果の検証と、問題点の指摘、改善策の提示を行う。また、ユーザビリティテストのように会場が不要で、テストの実施期間中は多数のユーザーが同時に参加できるため、低コスト、短期間で実施することができるという。

モーニングスター ゴメス・コンサルティング事業部
http://www.gomez.co.jp/