スマホ利用人口は5,000万人へ、500万人超のサービスはPCの2倍、ニールセン「Digital Trends 2015」
インターネット調査のニールセンは、スマートフォン視聴率情報Nielsen Mobile NetViewとPC版インターネット視聴率情報Nielsen NetViewのデータを基に、2015年の消費者のデバイス利用状況、属性別の利用サービスの違いをまとめたレポート「Digital Trends 2015」を4月8日公開した。レポートによると、2015年7月~9月にスマートフォンからインターネットを利用した3ヵ月平均の利用人口は5080万人と、2年前の同時期と比較して1.5倍に伸びていることが分かった。スマートフォンからの利用者別のサイト数をみると、利用者数が500万人以上のサイトはPCで42サイトだったのに対し、スマートフォンでは104サイトとPCの2.5倍だった。Nielsen Mobile NetViewは日本全国の7000人(iOS、Android各3500人)の調査協力モニターから取得するアクセスログ情報を基に作成、Nielsen NetViewは、日本全国に4万人以上のオンライン視聴者パネルを構築し、データを収集、報告している。
スマートフォン利用者数の増加率をみると、2013年は平均10%前後で推移していたのに対し、2015年の7月~9月では4%と鈍化していた。デバイスごとのインターネット利用人口を年代別にみると、2015年9月では44歳以下ではスマートフォンからのインターネット利用人数がPCより多かったのに対し、45歳以上ではPCからのインターネット利用者のほうが多くなっていた。また、2015年9月では、利用者数が100万人を超えるサイトはPCの場合前年同月比で26サイト減少していたのに対し、スマートフォンでは93サイト増加していることが分かった。ニールセンのアナリストは、「今後スマートフォンのサービスで利用者を伸ばすには、45歳以上の中高年など新しくスマートフォンを利用し始める層をどう取り込んでいくのかという点も考える必要が出てくる」としている。
ニールセン
http://www.netratings.co.jp/
Digital Trends 2015
http://www.nielsen.com/jp/ja/insights/reports/nielsen-digital-trends-201...
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