スマホアプリ利用状況:平均インストール数は23個。78%が課金経験なし【マクロミル調べ】
マクロミルは15〜59歳のスマートフォン利用者1,231名を対象に、アプリの利用状況調査を実施した。その結果を紹介する。
スマートフォン利用率は8割。年代が上がるにつれて利用率は下がる
まず全国15~59歳の2,000名を対象に、普段の利用端末を聞いたところ、スマートフォンを利用していると回答した人は全体の1,231名(79.7%)となった。
年代別に見ると、スマートフォン利用者の割合は10代が90.4%、20代が87.4%、30代が83.9%、40代が78.2%、50代が66.6%。年代が高いほど、スマートフォンの利用率が低くなっている。
アプリの平均インストール数は23個。若いほど多い
前項で「スマートフォンを利用している」と回答した1,231名を対象に、アプリの平均インストール個数を聞いた結果がこちら。
「アプリを知らない」と答えた7名を除く1,224名のアプリ平均インストール数は23.3個となった。年代別では、10代は29.4個、20代は26.0個、30代が21.8個、40代は22.1個、50代は21.0個であり、おおむね年代が低いほどインストールしている個数が多くなる傾向にある。
3人に1人は1週間以内に新しいアプリをインストール
新しいアプリをインストールする頻度を確認する目的で、調査実施日から1週間以内/1か月以内/3か月以内に新しくアプリをインストールした回数を聞いたものがこちら。
1週間以内にアプリをインストールした人は33.6%。1か月以内では54.4%、3か月以内では64.2%となった。
アプリを知るきっかけは「アプリストアでのランキング・評判」
直近3か月以内に新しくインストールしたアプリについて、どこでその情報を知ったかを聞いたところ、「アプリストアでのランキング・評判」が42.5%となり、2位以下に2倍以上の差をつけた。2番目に多かったのは「Webメディア・Webニュースでの情報」で20.3%。次いで「友人・知人からの口コミ」で18.9%。
新しいアプリをインストールする際にどのようにアプリを探すか、情報検索方法についても尋ねたところ、最も多かったのは、「アプリストアでの検索」で60%、次いで「インターネットで検索」55%、「アプリストアでのランキング・評判」29%の結果となったとのこと。
これらの結果から、アプリをインストールする際には、アプリストアに掲載される情報を参考にしているようすがうかがえる。
アプリへの課金、78%が経験なし。有料アプリもインストールせず
アプリの月々の使用料や、アプリ内でのアイテム購入等でお金がかかるものについて、月の平均額を聞いたものがこちら。
最も多かったのは「課金はしたことがない」(*)で、77.8%が該当した。残り22.2%のアプリ課金経験者における平均課金額は1,680円。
*ここでいう「課金」はユーザーがアプリ提供者に対して料金を支払う行為を指す
また、有料アプリ(インストール時にお金がかかるアプリ)のインストール個数を聞いたところ、最も多かったのは「有料アプリはインストールしていない」で、80.4%が該当した。有料アプリをインストールしている240名の中で、5個以上の有料アプリをインストールしている人は18%であった。
本調査ではこのほか、「こんなアプリがあったらいいのに」と思うのはどんなアプリかを自由回答で聞いている。カテゴリーごとの回答結果は関連リンクを参照のこと。
調査概要
- 【調査名称】スマートフォン利用状況調査 *事前調査に相当
- 【調査対象】全国15~59歳の男女(マクロミルモニタ会員)
- 【調査方法】インターネット調査(ネットリサーチ)
- 【回答者数】2,000名
- 【割付方法】平成27年国勢調査による、性別×年代の人口動態割付
- 【調査時期】2018年3月23日
- 【調査名称】スマートフォン利用者にきく、アプリの利用状況調査 *本調査に相当
- 【調査対象】上記「スマートフォン利用状況調査」において、普段スマートフォンを利用していると回答した人
- 【調査方法】インターネット調査(ネットリサーチ)
- 【回答者数】1,231名
- 【割付方法】上記調査におけるスマートフォン利用者の性別×年代別構成に合わせてウエイトバック
- 【調査時期】2018年3月23日~3月25日
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