canowがブロックチェーンで名刺交換を「配る」から「かざす」に変える実証実験を開始

NFC名刺をかざしてリアルタイムに情報交換、複数の名刺を一元管理して副業時代に対応

デジタルマーケティング事業のcanowは、近距離無線通信技術のNFCとブロックチェーン技術を組み合わせた「名刺DX化プロジェクト」の実証実験を始めた、と1月19日に発表した。対面接触が制限されたコロナ禍でも減少した名刺交換が手軽にできるようにして企業の顧客データ取得の課題を解決する。また、働き方改革に伴う副業・兼業解禁時代で複数の名刺が一元管理できるようになり、個人の名刺管理コストの削減を支援する。

 

canowは、ブロックチェーンを活用したIDの「DID」と、分散型ID活用データプラットフォーム「Di-DaaS(DID as a Service)」を開発・運営している。DIDは渡し手と受け手間の合意の上で情報交換する特徴があり、相手やニーズによって渡したい情報を出し分ける名刺交換・管理システムを開発する。名刺がデジタルIDカード(DID)の1枚になり、名刺交換を「配る」からDIDを「かざす」にする。

実証実験では、名刺を「Suica」や「PASMO」など交通系ICカードで利用されているNFC対応にして、ブロックチェーンで交換・管理する仕組みを構築する。DIDをかざしてお互いの名刺情報を交換し、保有するデバイスにリアルタイムで同期できることや、複数の名刺を一元管理して渡したい情報を出し分ける機能を検証する。名刺交換は相互認証が必要なので紛失・漏えいがなくなり、誰とどこで名刺交換したかのログが残る。

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