高校生がニュースを知る方法、「新聞」は「TikTok」さえ下回り9位! 現状が明らかに【LINE調べ】
LINEの調査サービス「LINEリサーチ」は、高校生を対象に「ニュース」に関する調査を実施した(有効回収数:1,050サンプル)。ニュースをチェックする方法、興味があるニュースのジャンル、不確かな情報を見たときの対応などを質問している。
ニュースに接するのは「テレビ」「Twitter」「ニュースサイト」
まず「ふだんニュースを見聞きしたりチェックしたりする方法・場所」を聞くと、「テレビ」がすべての学年で最多だった。2位には「Twitter」、3位には「ニュース系のサービスサイト(Yahoo!ニュース、LINE NEWSなど)」がランクイン。高校生のニュースソースはこの3つが全学年のトップ3となった。全体では95%の高校生が、ニュースを見聞きしたりチェックしたりしていることとなる。
その他では、4位「YouTube」や5位「Instagram」などSNSが上位にランクインし、「ニュース系のアプリ」は6位となった。一方で「新聞」は紙版(9位)も電子版(10位)も、7位「車内ニュース」や8位「TikTok」を下回る状況が明らかとなった。
学年別にみると、「テレビ」「YouTube」「Instagram」などは2~3年生と比べて1年生が高いが、「Twitter」は高学年のほうが高い。なお男女差では女子のほうが、Twitterでチェックする高校生が多いという。
次に、ふだんニュースをチェックしている高校生(女子511人、男子483人)に、「どんなジャンルをチェックしているか」を聞くと、「天気・気象・災害」「国内(日本のできごと)」「文化・芸能・エンタメ」がトップ3。男女別では、女子(JK:女子高校生)の上位は「文化・芸能・エンタメ」「天気・気象・災害」「国内(日本のできごと)」、男子(DK:男子高校生)の上位は「国内(日本のできごと)」「天気・気象・災害」「文化・芸能・エンタメ」で、やや違いが見られる。
気になるニュースや怪しいニュース、そんなとき高校生はどうする?
「気になるニュースがあった場合、さらに自分でそのニュースのことを調べるか」を聞くと、「さらに調べることはない」としたのは12%に留まり、9割近い高校生がニュースの深掘りを行っている。方法としては、「検索サイト/サービス(Google/Yahoo!など)で検索」「Twitterで調べる」「テレビをチェック」が上位だが、女子のほうがさらに調べる傾向が強い。
こうしてチェックしたニュースや誰かが投稿・発信した情報について、「内容が本当かどうかわからない」と感じることがある高校生は、全体の89%。多くの高校生がふだんからニュースに違和感があり、「情報を確かめる」行為が、習慣になっているようだ。
では、「内容が本当かどうかわからない」と感じたときにしていることを聞くと、「他のところでも同じ内容のニュース・書き込みがあるか、調べる」「情報源が何なのか/信頼できるか、調べる」「テレビをチェックする」「家族/友だち/知り合いに、聞いてみる」などが上位となった。
調査概要
- 【調査対象】日本全国の高校1年生~3年生の男女
- 【調査方法】LINEユーザーを対象にしたスマートフォンWeb調査
- 【調査期間】2021年5月19日~20日
- 【有効回答数】1,050サンプル
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