京王電鉄が井の頭線渋谷駅「SALAD STAND」でサラダを販売、AIカメラでデータを収集

「OPEN INNOVATION PROGRAM」採択のKOMPEITOの自販機を駅構内コンコースに初めて設置

京王電鉄と、イノベーションコンサルティングのReGACY Innovation Groupは、食の福利厚生サービス事業のKOMPEITO(コンペイトウ)と共同で新鮮なサラダを駅構内で販売する実証実験を始める、と1月13日に発表した。京王井の頭線渋谷駅(東京都渋谷区)にサラダの自動販売機「SALAD STAND(サラダスタンド)by OFFICE DE YASAI」を1月16日から設置し、新たな商品の自販機ニーズを検証して駅の価値向上と有効活用を図る。

 

SALAD STANDは駅の中央口改札外コンコースに設置。健康にこだわったサラダやコールドプレスジュース、サンドイッチなどを販売する。交通系ICカードやクレジットカード、各種QRコードとKOMPEITOの電子決済アプリ「YASAI PAY(ヤサイペイ)」で決済して現金では購入できない。「ダイナミックプライシング機能」も搭載しているので、販売動向データをもとに最適価格で販売してフードロスを削減することも検討する。

京王電鉄はオープンイノベーションを目指す「KEIO OPEN INNOVATION PROGRAM」を22年7月に開始し、10月にKOMPEITOを採択企業に選んだ。SALAD STANDは採れたの新鮮な産直野菜をカットしたサラダを冷蔵販売できる自販機で、都内のオフィスビル3箇所に設置してきたが駅構内は初めて。SALAD STANDに付帯するAI(人工知能)カメラで性別、年代、購入データや往来データなどマーケティングデータも収集する。

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