新成人の恋愛・結婚、2023年はどうなる? 「交際経験あり」「現在交際中」ともに過去7年で最高に【オーネット調べ】
結婚相手紹介サービスのオーネットは、「新成人の恋愛・結婚に関する意識調査」の結果を発表した。2023年に成人式(二十歳のつどい)を迎える新成人618人(男女各309人)が回答している。同調査は今回で28回目。
新成人の恋愛:ネット(SNS・アプリ)での出会いが“アリ”に
まず「これまでに交際した経験があるか?」と聞くと、62.9%が「交際経験あり」と回答し、過去7年間で最高となった(男性61.2%、女性64.7%)。また「現在交際している異性がいるか?」では34.5%が「いる」と回答。こちらも過去7年間で最高だった。男性は2016年以来初めての30%台の33.3%、女性はコロナ前の2018年に並ぶ35.6%まで回復している。
年次の推移としては、「若者の草食化や恋愛離れ」「東日本大震災をきっかけとした回復」「コロナ禍での減少」「Withコロナに応じた出会いの形」と大きく4つの流れに分かれるという。
交際相手がいると回答した男女213人に「相手とどうやって知り合ったか」を聞くと、「大学(専門学校)、大学院などの知り合い」24.4%、「幼稚園~高校時代の知り合い」23.9%、「ネット(SNS・アプリ)で知り合った」19.7%が上位。「ネット(SNS・アプリ)で知り合った」は、男女を合わせた場合2020年(10.1%)の倍近くまで増加している。また女性に限ると「ネット(SNS・アプリ)で知り合った」22.7%は1位となっている。
そこで「SNSで知り合った異性との恋愛はありか?」と聞くと、全体で53.2%が「あり」と回答しており、男性は53.1%で過去7年最高。女性も53.4%と半数を超えている。こうした考えを踏まえ、ネット(SNS・アプリ)が出会いの機会を増やしていると考えられる。
新成人の結婚:子供を欲しい人が大幅減少
結婚については、「早く結婚したい」「いずれは結婚したい」と回答した人は全体の78.6%で、前年79.0%とほぼ変わらないが、緩やかな減少が続いている。
「結婚したい」理由では、「好きな人といっしょにいたい」 「子供が欲しい」 「家族がいると幸せ」の3つが例年どおり上位。ただし「子供が欲しい」は前年の49.8%から13ポイント大幅に減少しており、過去6年間で最低を記録した。逆に4位「経済的、精神的に安定したい」26.7%は前年16.0%から10.7ポイント増加し過去6年間の最高値となっている。
一方「結婚したら子供が欲しいか?」という問いに対して「はい」と回答した人は64.1%で、前年(65.2%)から微減した。コロナによる影響だけでなく、経済事情の苦しさなどを理由に近年減少傾向が続いている。
最後に「結婚相手に求める条件」を聞くと、「価値観が合うこと」「趣味が合うこと」「顔や身長など、見た目が好みかどうか」が上位だった。
調査概要
- 【調査対象】2002年4月2日~2003年4月1日に生まれた成人式を迎える男女
- 【調査方法】インターネットを利用したクローズ調査
- 【調査時期】2022年12月2日~4日
- 【有効回答数】618人(20歳:397名、19歳:221名)
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