AIの研究開発を行なうOpenAIは1日(米国時間)、チャットで質問に答える会話型AI「ChatGPT」のAPIを提供開始した。
ChatGPT APIのモデルは、gpt-3.5-turboを採用。価格は1,000トークンあたり0.002ドルで、既存のGPT-3.5モデルよりも10倍安くなっているという。
システム全体の最適化により、12月からChatGPTのコストを90%削減。パートナー各社からも事例が紹介されている。SnapはSnapchat+のMy AIでChatGPT APIを採用し、Snapchat上でおすすめ情報を表示したり、数秒で友人に“俳句”を詠んだりできる。学習プラットフォームの「Quizlet」ではチャット体験で学習を進められるAIチューター「Q-Chat」を実現している。ShopifyのShopアプリでもChatGPT APIを採用する。
2022年9月にオープンソース化した音声合成モデル「Whisper」についてもAPIを提供開始。Whisperは音声からの文字起こしなどに利用可能で、APIは1分あたり0.006ドルで提供する。言語学習アプリ「Speak」などでWhisper APIが採用される。
本記事は、Impress Watchの「ChatGPT、API提供開始」(2023/03/02)転載記事です。
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