生成AIは経理・総務も活用中! バックオフィスで盛り上がる業務と課題は?【PCA調べ】

従業員数50名~500名の企業の経理・総務担当者がアンケートに回答。

ピー・シー・エー(PCA)は、「経理・総務担当者の生成AI活用」に関する調査結果を発表した。従業員数50名~500名の企業の経理・総務担当者104人が回答している。

課題解決で、バックオフィス業務効率化や生産性向上に期待

まず「業務で生成AI(ChatGPTなど)を活用していますか」と聞くと、「毎日活用している」15.4%、「たまに活用している」29.8%で、計4割超が生成AIを使っておりバックオフィス領域でも浸透が始まっている様子がうかがえた。

「業務で活用している生成AIの種類」では、「ChatGPT」74.5%が最多で「Google Gemini」25.5%がそれに続く。「生成AIを活用している業務内容」では、「文章の要約」53.2%、「社内文書作成」42.6%、「企画案出し」31.9%が上位だった。

次に「生成AIの利用前と比べた業務負担の軽減効果」を聞くと、「大幅に負担が軽減された」14.9%、「やや負担が軽減された」63.9%と明確に効果が出ているようだ。

一方で「どのようなシーンで困ることがありますか」という質問では、「業務上の機密情報や個人情報の取り扱いで、セキュリティ面に不安を感じる」36.2%、「業務プロセスや既存システムとの連携がうまくいかない場面がある」31.9%と、一定数が不安と不満を残していた。

次に「生成AI利用に関する社内規定」について聞くと、「整備されている」40.4%、「整備されていない」57.5%で、やや後手に回っている感がある。そこで「生成AIを活用していない」とした57人に理由を聞くと、「使い方がわからない」29.8%、「業務内に使う場面がない」26.3%といった回答があがっている。また「特にない」29.8%も多く、“理由はないけどなんとなく使っていない”という人たちも多いようだ。

こうした背景からか、全体に「生成AIを経理・総務の業務で活用するために必要なこと」を聞くと、「利用ガイドラインの整備」43.3%、「教育・トレーニングの実施」32.7%、「具体的な活用事例の共有」31.7%が上位となっている。

調査概要

  • 【調査対象】従業員数50名~500名の企業の経理・総務担当者
  • 【調査方法】IDEATECHが提供するリサーチデータマーケティング「リサピー」の企画によるインターネット調査
  • 【調査時期】2025年2月27日~28日
  • 【有効回答数】104人
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