退職代行、使っているのは“20代男性”だった──若者のニーズがじわじわ拡大中【アイディエーション調べ】
アイディエーションは、 日本在住の20代から50代を対象に、「退職代行サービスに関する調査」を実施した。
退職代行サービス、認知率・利用率ともに20代男性がトップ

まず、退職代行サービスの認知状況について聞くと、「サービス内容は大体知っている」「サービス内容の詳細まで知っている」を合計して、認知率は62%となった。年代別でみると、詳しく知っている人の割合は20代男性が32%で最も高かった。

実際の利用率について聞くと、全体では14%が「利用したことがある」と回答。年代別でみると、20代男性の利用率が28%で圧倒的に高く、全体の2倍となった。ついで30代男性が15%と続いている。

退職代行サービス利用当時の雇用形態と在籍期間を聞くと、雇用形態は「正社員(一般職)」が76%で最多に。在籍期間では、「1週間未満」が18%、「1週間~1カ月未満」が19%、「1カ月~3カ月未満」が16%となり、合計すると53%が「在籍3ヶ月未満」で退職代行を利用していることがわかった。
退職代行を「利用したい」が2割、「必要なら利用したい」が4割

続いて、退職代行サービスを利用しようと思った理由を聞くと、「退職意思を伝えた際にパワハラ/嫌がらせを受ける不安があった」が34%で最も多かった。「即日で退職をしたかった」「確実に辞められると思った」など、退職時期の引き延ばしを避けるための利用も多いようだ。

一方で、退職代行サービスを利用しなかった理由としては、「利用する必要性を感じなかった」が40%と最も多く、ついで「自分で退職の意思を伝えるべきだと思う」が33%となった。

最後に、今後の退職代行サービスの利用意向を聞くと、全体では「利用したい」が19%、「場合によっては利用したい」が42%にのぼった。年代別にみると、特に20~30代男性において「利用したい」と回答した人が多く、女性では「場合によっては利用したい」の割合が全体的に高かった。
調査概要
- 【調査対象】全国20代~50代の男女
- 【調査手法】インターネットリサーチ
- 【調査期間】2025年4月30日(水)~5月2日(金)
- 【サンプル数】6602サンプル (20代 男性:1,100サンプル、女性:1,100サンプル、30代 男性:1,100サンプル、女性:1,100サンプル、40~50代 男性:1,101サンプル、女性:1,101サンプル)
- 【調査期間】2025年5月9日(金)~5月13日(火)
- 【サンプル数】470サンプル (20代 男性:92サンプル、女性:124サンプル、30代 男性:67サンプル、女性:77サンプル、40~50代 男性:60サンプル、女性:50サンプル)
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