スマートフォンECサイト対応 ~ECサイト運営リーダーは今、意識変革が必要~
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▼ 今後のガラケー利用のモバイルECは?
各方面から様々なスマートフォン普及の予測のデータが出されておりますが、いずれにしてもスマートフォンという形のモバイル端末が近未来のモバイル端末を支配し、よほどインパクトある端末が登場しない限り、そのことは既に誰もが疑わないことだと思います。
これまでのガラケー(フューチャーフォン)はどうなるのでしょうか?無くなってしまうのでしょうか?ガラケーの通販に力を注いでこられた方にとっては重要な問題です。
私たちがこれまでモバイルEC運営者様の支援に従事させていただき、明確に分かったことがあります。それは既にガラケーEC市場は2009年に1.5兆円にも成長し、そこにガラケーヘビー利用のお客様が存在するということです。
aishipのモバイルECサイト様へのアクセスログを見ていましても、数年前では考えられない2,3時間という長いサイト滞在時間のお客様が多くおられます。しかも充実したECサイトであればページを次々に回遊されているようです。
たしかにガラケーヘビー利用のお客様からするとスマートフォンは『ウザイ』もので、『スマートフォンに機種変更すると、いつものコンテンツや通販サイトが見れない!』、『ガラケーとスマホの2台を持たなくてはいけないのか!』という携帯電話販売店様へのクレームが尽きないということも納得できます。
この日本固有のガラケーヘビー利用のお客様が『ガラケーコンテンツ離れ』をされない限り、その方々はスマートフォン保有へ大きくスイッチされないのでしょう。ガラケーOSを搭載したスマートフォン(タイプ)端末の登場は当然の流れなのかもしれません。
▼ スマートフォン普及で既に起こったECの未来
ガラケーがどうなる?こうなる?ということよりも、EC事業者様において重要なことは沢山ございます。
その一つが、スマートフォン普及でECサイト事業者様は大きなパラダイムシフトを余儀なくされるということです。1.5兆円ものガラケーEC市場の対極にある更に大きな5兆円ものPCでのEC市場が大きく変化してしまうことなのです。
対極の5兆円EC市場のお客様は当然ガラケーヘビー利用のお客様ではなく、どちらかといいますと、スマートフォンを大歓迎されている方が多いでしょう。このお客様がスマートフォンを所有され、今後ECサイトを利用され個人的な消費をなされる場合の端末は?・・・スマートフォンすなわちモバイル端末でしょう。
ここで明確な既に起こったECの未来があります。それは『個人消費に関してのEC利用は今後モバイル端末を利用するお客様が激増する』ということです。その上に大変なことは、それらのモバイル端末でPC向けのECサイトへ来店されるということです。スマートフォン向けモバイルECサイトへ誘導しないと、“買いにくい”お客様が多発してしまいます。
現状はECサイトへスマートフォンで訪問されているお客様の率は1%程度ですので、そこまで売上減少への影響は少ないですが、この比率が20%、30%になったことを考えますと、非常に重大な問題です。
充実したスマートフォン対応しているモバイルECサイトを運営されているEC事業者様には問題はございませんが、充実したモバイルECサイトを運営していないEC事業者様はリソースが無い上に、逼迫する重要な問題です。
▼ 本格的なモバイルEC時代(モバイルEC第3世代)への備え
これらの既に起こったECの未来を考えますと、今すぐではなくても来るべき本格的なモバイルEC時代(モバイルEC第3世代)に向けての準備は必要だと思います。
もっとも重要な準備は『スマートフォン端末で売るノウハウの蓄積』でしょう。しかし未だ混沌としたスマートフォンECの市場からノウハウを得にくい面もございます。どうすべきでしょうか?
日本には世界的に珍しい消費行動があります。それはモバイル端末で“積極的に消費する”という行動です。この市場は上述のとおり、非常に大きいものです。ガラケーすなわちモバイル端末で売るノウハウが既に日本国内には沢山あるのです。
私たちがこれまでスマートフォンECに取組み、分かったことが幾つかあります。その一つがスマートフォンはモバイル端末であり、スマートフォンECはこれまでのガラケーECのノウハウを流用できるという点です。例えば携帯メールアドレスの文化(空メールなど)は、スマートフォンでも同じ携帯メールアドレスを利用するため共通するであろうということ等です。
この世界的にも珍しいモバイルECノウハウの鉱脈は日本にあるのです。混沌としたスマートフォンECの市場が本格化する前に、このモバイルECノウハウを内部留保された事業者様は他社様よりも確実にリードされるでしょう。
どうすればスマートフォンECのノウハウを手に入れることが出来るのでしょうか?全部とまではいかないですが、既に大きな市場のガラケーECにチャレンジされることで、いち早く手に入れることが出来るのです。
▼ EC事業への経営リソース配分
本格的なモバイルEC時代(モバイルEC第3世代)の到来に向けて、備えを行う必要があるのではないでしょうか。そこで、今考えていただきたいことがございます。
今のECサイトへの経営リソース(人・物・金)配分は適正ですか?
PCばかりに比重を置いておられませんでしょうか?
御社商材の既に起こった未来を是非一度想像していただけましたらと思います。
未来の御社のお客様はどのような端末で御社ECサイトへご来店されていますか?
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掲載元のブログではわかりやすい画像つきで公開しています。
■aishipスマートフォン&モバイルEC事例・ノウハウ集
http://www.aiship.jp/knowhow/archives/140
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コメント
フューチャーじゃ未
フューチャーじゃ未来だぞ
フィーチャー(feature)が正解
フィーチャーフォン
間違いやすい点ですね。
○フィーチャーフォン
×フューチャーフォン
古いタイプの低機能なケータイ電話に対して多くの機能(特徴)をもったケータイ電話という意味で使われるようになった言葉ですが、最近ではスマホではないケータイを指す使い方が多いですね。
せっかくなので、用語集に「フィーチャーフォン」の項目を作っておきました。