適切な距離感を意識してマーケティング施策を考えることが大切である。
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顧客が快適に感じる企業との距離感がある
相手との距離感というのは、多くの人が意識していないものの、必ず感じていることだと思う。人は誰でも人との距離感を調整している。家族との距離感、同僚との距離感、友人との距離感、クライアントとの距離感など人によって距離感は異なる。
よくTwitterで1日に何度も投稿する人がいる。彼らの話を聞いたことがあるが、基本的に1日に何度も投稿するとフォロワー数が減っていく傾向があるそうだ。その人が言うには、自分のTwitterのタイムラインがその人の投稿で占められてしまうことにストレスを感じるからだろうと言うことだった。確かにそうかもしれない。いつも同じ人の投稿がタイムラインに表示されていたら、Twitterのメリットである色んな人の発言を見ることが出来なくなってしまう。コミュニケーションを取ることは、相手の時間を奪うことでもある。
また、別のインスタグラムを運用している人も同じようなことを言っていた。インスタグラムのストーリーを1日に何度も投稿するとフォロワー数が減るというのである。これもTwitterの時と同じ印象をフォロワーさんは感じたのであろうと考えることが出来る。
つまりは、フォロー当初はその人の投稿内容について好感を持ってフォローしたものの、思いのほか投稿量が多くズカズカと自分の領域に入り込んでくる感じがしてストレスを感じたということだろう。フォロワーが持っていたその人との快適な距離感が想定とは違ったである。フォロワーからすれば、そのような内容の投稿は1日に2,3回程度で十分なのだが、実際には10回目にすることになったということだ。
もちろん、フォロワーはそのようにこの人は1日に2回迄しか見たくないと事前に知ることは出来ないし、距離感を明確な数字で認識しているわけではない。ほとんどの人が、実際に投稿頻度を感じてみて初めて自分自身そのことに気づくのである。ここが非常に厄介なところである。
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