書くことのハードルを下げ、何を伝えるのか 〜 CMSを使って更新することよりも大切な本質 〜

大阪の a-blog cms エバンジェリスト 坂本さんのインタビュー記事
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a-blog cms を利用してウェブ制作されているユーザーの方にインタビューした2019年の記事を転載で紹介しています。

オリジナルの記事 : https://www.a-blogcms.jp/series/interview/more-important-things-when-using-cms.html

その先にある「文章と写真で何を伝えるか」という中身の方がずっと大切なんです。 カラー&Webデザイン フォルトゥナ 坂本邦夫さん

今回インタビューしたのは、東大阪で Web 制作やコンサルティングのお仕事をされているフォルトゥナの坂本 邦夫さん。前回のいちがみさんと同じく、a-blog cms のエバンジェリストの一人です。情報発信する上で「今後は、何よりもコンテンツの中身が重視される時代になる」と語る坂本さんに、a-blog cms との出会いや仕事での活用方法について教えていただきました。

趣味のサイトがきっかけで Web の世界へ

実はもともと Web とはまったく関係のない仕事をしていて、会社勤めの傍ら、趣味で掲示板サイトをつくっていたんです。今のように SNS のない時代でしたがコミュニティの輪が 100人規模まで広がり、雑誌や新聞などのメディアに取り上げてもらえるほど話題になりました。それがきっかけで本格的に Web の勉強を始め、そのまま Web 制作者として独立。知り合いからの「うちの会社のホームページをつくってほしい」という依頼から始まり、少しずつ仕事が増えていきました。

現在は Web 制作・運用コンサルティングに加え、Web に留まらないコンサルティングやサポートも請け負う“何でも屋”です。クライアントは B to B の製造業からサービス業まで様々ですが、どんな業種においても大切にしているのは「相手の話を聞き、最適な提案をすること」です。クライアントから相談されることは、解決して当たり前。雑談の中から現在の課題や今後力を入れていきたいことを見つけ、予算や状況に応じた提案をできるように心がけています。

安全でどんな人でも使いやすい CMS を求めて

独立して以来、 WordPress や Movable Type など一通りの CMS を使ってきましたが、何となくしっくりきていませんでした。プログラミングができなかったこともあり、納品する際、万が一トラブルがあった時に責任をとれるかどうかをいつも不安に感じていたんです。たとえば WordPress のように無償のオープンソースが集まって構成されている CMS だと、いつ突然動かなくなるか分からない上に、何かあった際にも対処方法を自分で見つけるしかありません。もっとリスクが少なく分かりやすい CMS はないかと探していて出会ったのが、a-blog cms でした。

PHP の知識がなくても扱えることはもちろん、Web を本業としていないクライアントでも更新しやすく、どんな人にとっても学習コストが少なく済むことに魅力を感じました。実際に a-blog cms は、クライアントにデモサイトを見せると「これなら自分でも更新できそうだ」と言っていただけます。他の CMS からのリニューアル案件や、a-blog cms を使うこと前提でご指名いただく仕事も多いんですよ。

標準でついてくる多彩な機能と安心のサポート体制

標準仕様で必要な機能がそろっていることも、a-blog cms で気に入っているポイントです。

予算 100万円以内というクライアントでも「この機能はつけられますか?」と聞かれて、断ったことがほとんどありません。WordPress のような無償の CMS は、プラグインで機能を追加しようとすると作業量と予算が膨らんでしまいがちですが、a-blog cms ならスタンダードライセンスで大体の機能がまかなえるんです。

もちろん有償なだけあって、何かあった時のサポート体制も万全です。分からないことがあれば、いつでもアップルップルの優秀なエンジニアが丁寧に答えてくれますし、初歩的な質問でも最も詳しい人に直接聞けるのは心強いですね。

また、定期的に開催されている勉強会や Training Camp も毎回とても役立っています。「プログラミング能力に左右されず、PHP を知らない人でもすごい Web サイトをつくれる」ということが、a-blog cms の面白いところなんですよ。イベントでは他のユーザーさんのつくった管理画面を見せてもらえたり、「この機能を使ってこんなカスタマイズをしました」という事例を共有し合っています。見たものをそのまま持ち帰ることができ、経験を積んだ今でも勉強になることばかりです。

ニーズが高まる位置情報の設定も標準仕様

私が a-blog cms で特に気に入っている機能は、位置情報の設定です。スマホなどで出先から Web サイトを閲覧することが多い現在、GPS 情報に基づいた今いる場所から近い順で店舗を表示させたり、記事を絞り込むニーズはますます高まっています。

a-blog cms ならこの位置情報の設定を、専用のプログラムを開発したりしなくてもスタンダードライセンスの標準機能として利用することができるんです。私は クライアントの Web サイトで提案することに加えて、趣味で個人的につくっている東大阪の地域情報ポータルサイトでも位置情報を重宝しています。

現在はエバンジェリストとして a-blog cms を広める活動もしていますが、「位置情報の設定と言えば坂本」という立ち位置が確立されつつあるかと思います。

書くことの敷居を下げ、コンテンツの質を高める

SNS が普及し誰もが発信者になれる今、これからは媒体よりもコンテンツの中身が重視される時代だと感じています。そして最新の情報をスピーディーに発信するために、やはり担当者自身の手で記事を書いていくことが大切なんですよね。

私自身、クライアントに「Web サイトを更新しましょう」「ブログを書きましょう」と常々伝えていますが、本来は更新すること自体より、その先にある「文章と写真で何を伝えるか」という中身の方がずっと大切なんです。だからこそ更新方法が分かりづらい CMS で、コンテンツの精査よりも更新作業にばかり時間をかけていては、本末転倒になってしまう。

その点、a-blog cms なら、ユニット機能によりブロックを順番に積んでいく感覚で簡単に更新していくことができます。文章を書き慣れていない人でも、見出し→本文という構成に沿って記事を作成していけるため、意識せずに分かりやすい文章を書くことができるんです。書くことのハードルを下げ、何を伝えるかという本質的な部分に時間をかけられるのが a-blog cms なんです。

a-blog cms を活かして新たな提案を続けたい

今後さらに取り組んでいきたいのは、先ほどもお話した、位置情報の機能をさらに活用した Web サイトの提案です。

今、活気をなくしかけている観光地や商店街、地方開催の街コンなど「PR を頑張りたいけれど予算が少ない」と悩んでいる自治体やイベント団体はたくさんあります。a-blog cms ならライセンスごとに売り切りのため、限られた予算にも対応できますし、ポータルサイトの雛形をつくって販売するという手もあると思います。a-blog cms と一緒に、地方を盛り上げていくような活動ができないかと画策中です。

これからも a-blog cms の新たな可能性を探りつつ、そうすることで、いつもお世話になっているアップルップルにも恩返ししていけたらと思っています。

 

坂本さんのインタビューは以上です。この度はインタビューを引き受けてくださり、ありがとうございました。

坂本さんの「a-blog cms と一緒に、地方を盛り上げていく活動」、スタッフ一同、楽しみにしております!

 

フォルトゥナ 坂本 邦夫さん

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