危機感&認識低い!?“セクストーション詐欺”のリスク、実は日本が世界1位【ノートンLR調べ】
ノートンライフロックは、「サイバー犯罪」に関する最新の調査結果を発表した。セクストーション詐欺の標的になるリスクなどについて世界的に分析した結果となっている。
「セクストーション詐欺」とは、「あなたのPC・スマホをハッキングで遠隔操作し、あなたが性的な動画を楽しんでいる様子をWebカメラで撮影し履歴も保存した。公開されたくなければ身代金を支払え」などと主張し、金銭やビットコインでの振り込みを要求する詐欺だ。実際にはまったく遠隔操作などされておらず、無差別にメールをばらまいているだけだが、あわてて要求に応じてしまうユーザーも多い。
うさんくさい詐欺メール、サイバー犯罪者に返答しないことが重要
ノートンライフロックによると、2024年のセクストーション詐欺の標的になるリスク比率が、日本は世界で1位だった。「日本」のリスクは0.91%で、以下「シンガポール」0.77%、「香港」0.57%が続いている。
日本だけでなく世界中の国々がセクストーション詐欺被害に遭っており、標的になる可能性は、2025年の最初の数か月でアメリカは137%増加。オーストラリアでは34%増加したという。リスクの増加には、ダークウェブでの情報流出増加に加え、人工知能(AI)により犯罪手口が多岐にわたるようになったことが指摘されている。

ノートンライフロックの脅威分析ディレクターであるミハエル・サラット氏は「この脅迫がどんなに本物に見えても、このようなサイバー犯罪者に返答しないように強く推奨します」とコメント。同社では身代金の要求には応じず脅迫に応じないこと、添付ファイルを開いたりしないこと、警察や公的機関に相談すること、可能な限り多要素認証(MFA)を有効にすることなどを推奨している。

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