新時代マーケティングのためのメジャメント戦略 | Google Analytics 日本版 公式ブログ

Google Analytics 日本版 公式ブログ - 2016年5月30日(月) 09:56
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この記事は、Google アナリティクス ソリューション 英文ブログ記事 「Adapting Measurement Strategies for Modern Marketing」 を元に構成しております。
先日ニューヨーク市で Forrester Research が開催した Forum for Marketing Leaders で、私はトップクラスの企業役員の方々とデータや解析の戦略についてお話しする機会に恵まれました。主なテーマとなったのは、新しいデバイスやチャネル、ユーザー層の細分化といった要因で生じるデータ量の加速度的な増加に対応し、実用的な分析を引き出すにはどうすればいいのかという点です。

モバイルの台頭により、あらゆるものが変化しています。マーケティング担当者にとってモバイルは、顧客行動についての理解を大幅に深めるチャンスです。得られた情報をうまく活かせば、ニーズ発生の瞬間に垣間見えるユーザーの意図を捉え、有用なブランド体験を提供できるでしょう。

しかしそれは簡単なことではありません。モバイルの台頭により、かつては比較的単純だったカスタマー ジャーニーが(データの面でも)無数の小さな断片へと細分化してしまっており、従来のシステムではこういったデータの整理や処理、解釈を行うことが難しくなってきています。データの増加があまりに急速なので、人員を増やしてデータ マイニングに当たってもらう方法も現実的ではありません。現在世界に存在するデータのうち、実に 90% が過去 2 年間に生成されたものであるという推計さえあります。

最近実施した調査では、モバイルが支配する世界で大企業のマーケティング担当者が対面している主な課題が明らかになりました。Google はこれらの課題について研究を重ね、トップ企業の幹部との話し合いや、社内のエンジニアを交えたブレインストーミングなどを経て、今日のマーケティングを制するのに役立つ戦略やサービスの設計に取り組んできました。

  1. カスタマー ジャーニーを理解する。カスタマー ジャーニーの全体像を把握するには、包括的なデータが必要です。セッション、デバイス、チャネルなどの枠内のパフォーマンス データだけでは、もう十分ではありません。これからのパフォーマンス分析では、顧客を中心に据えたマーケティング戦略が求められます。そのためには、さまざまなチャネル、タッチポイント、デバイスなどのデータをまとめて扱える統合的なツールセットが必要です。
  2. 単なるデータ以上の実用的な分析情報を入手する。日々生成される膨大な量のデジタル情報を消化し、有用な解釈を導き出すには、高い演算能力、科学的なデータ処理手法、そして高度なアルゴリズムが必要です。常に流入するデータを自動的に分析し、隠れたビジネス チャンスに光を当てることができるツールの存在が今後のマーケティングの明暗を分けます。
  3. 分析情報を幅広く共有する。誰もが手軽にデータを扱えるようにすることで、社内の認識のばらつきを防ぎ、部門横断的な取り組みを強化し、意思決定の質を高めることができます。データはもはやアナリストだけのものではありません。多くの人が分析情報を活用でき、幅広いメンバーの参画が優れたアイデアを醸成するような環境作りが必要です。データの視覚化と即時的な情報共有を可能にするツール群が、データ主導の企業風土を育てます。
  4. ターゲット ユーザーに魅力的な体験を提供する。ユーザーとの接触の際に、パーソナルで的確なアプローチによって価値を実感してもらうことができれば、マーケティングのパフォーマンスもおのずと向上します。消費者と企業の双方にとって有益なこの状態を実現するためには、テクノロジーやプラットフォームの枠にとらわれないシームレスなデータ統合、そして遅延のない遂行が必要です。ツール間のスムーズな相互連携が勝負を分けます。

この 4 つの戦略により、マーケティング上の成果と競争優位性を生み出す好循環を確立することができます。Google アナリティクス 360 スイートは、これらの戦略の遂行を助け、今日のマーケティングに特有の課題をクリアして、マルチスクリーン時代の成功をサポートします。

次の動画では、Progressive による活用事例をご紹介しています。顧客体験を改善し、閲覧者を購入者に変えるため、同社が Google アナリティクス 360 スイートをどのように利用しているかご覧ください。



投稿者: Paul Pellman(Google、データおよび測定担当ディレクター)
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