2018年も盛り上がった中国の「W11(独身の日)」日。天猫(Tmall)で取り扱いのある日本企業の商品について、どんな商品が売れ筋だったのかお伝えします。
2018年の取扱高は3.62兆円。昨対127%の伸び
天猫(Tmall)の最終的な取扱高は下記のとおりです(すべて1元=17円で換算)。データの一部はエフカフェの試算です。
- 2018年……3.62兆円(2,135億元)
- 2017年……2.85兆円(1,682億元)
- 2016年……2.05兆円(1,207億元)

図1 Tmall「独身の日」取扱高(2016年〜2018年)
監修:エフカフェ
2017年から2018年の成長率はなんと127%。2018年は2016年の総取扱高を開始から8時間で達成しました。
3年とも、取扱高は最初の2時間で全取扱高のおよそ半分に到達しています。これは人気商品は売り切れになるため、事前にカートに入れていた商品を、開始後すぐにまとめて決済することと、予約販売の支払いが深夜1時から可能になるためです。
1日で1億元(17億円)以上の店舗がなんと167店舗も! 日本企業も6社ランクイン
1日の取扱高が1億元(約17億円)を達成した店舗が167店舗もありました。日本企業も6社ランクインしています。中でもユニクロは開始後35秒で1億元を達成し、最速の達成となったようです。

図2 1億元以上の取扱高をマークしたブランドのランキング。ユニクロ、パナソニック、資生堂などがランクイン
下の表は越境ECを含めた輸入商品での売れ筋ランキングです。1位にムーニーが、2位にメリーズがランクインしています。
2018年のW11で売れた日本企業の商品はこれ
日本企業のどんな商品が売れたのでしょうか? 取扱高上位の企業の人気商品を見ていきます。

図4 ユニクロのヒートテックフリースタートルネックTシャツ

図5 さまざまな電化製品の中で、パナソニックはLED電気スタンドがランクイン

図6 資生堂も多くの商品が売れていますが、中でも今回は男性向け洗顔料が売れ筋だったようです

図7 SONYのイヤホン。日本円で1,400円ほどのお手頃価格

図8 ユニチャーム紙おむつ「moony」。2017年も一番売れた日本商品で、2018年もランクインしました

図9 花王の「Merries」も「moony」同様、ロングセラーの売れ筋商品です

図10 美容家電を中心に販売しているヤーマン。日本円で8万円弱する美顔器がランクインしました
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オリジナル記事:【2018年「独身の日」まとめ】35秒で約17億円を売ったユニクロなど、天猫(Tmall)で売れた日本商品はこれ! | 上海で働く駐在員の中国EC市場リポート
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