米国のEC市場でAmazonの「Buy with Prime」導入が進んでいるワケ+活用メリットとは | 海外のEC事情・戦略・マーケティング情報ウォッチ | ネットショップ担当者フォーラム

ネットショップ担当者フォーラム - 2025年1月23日(木) 08:00
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Amazonが小売事業者向けに提供する「Buy with Prime」の導入が進んでいます。Amazonの有料会員「プライム会員」と同等の配送品質を提供することから、顧客満足度をアップさせやすい点が特長です。米国企業の導入事例を紹介します

時計ブランドを展開する米国企業Fossil(フォッシル)は、2025年2月にECサイトへAmazonの「Buy with Prime」のフルフィルメントオプションを追加します。Fossilがプライム対象商品とする時計、ハンドバッグ、ジュエリーは、決済時にPrimeのオプションが表示され、顧客は支払い方法を選択する前にプライム会員の特典を利用できるかどうか、確認できるようになります。

自社ECの決済手段に「Buy with Prime」を組み込む事業者が増加

Amazonの、「Amazonプライム」の配送特典を自社ECサイトでも提供できる「Buy with Prime(プライムで購入)」機能は、もともとAmazonのフルフィルメントやその他のサービスをamazon.com以外のサイトにも拡大する手段としてスタートしました。Fossilは自社のECサイトにその「Buy with Prime」を組み込みます

時計を中心に、ハンドバッグ、ジュエリーなどを展開するFossiのECサイト(画像はサイトから編集部がキャプチャして追加)時計を中心に、ハンドバッグ、ジュエリーなどを展開するFossiのECサイト(画像はサイトから編集部がキャプチャして追加)

Amazonのプライム会員がAmazonアカウントでECサイトを利用し、決済できる「Buy with Prime」。2024年のホリデーシーズンを前に、アパレルブランドの「MrBeast」や靴販売のSteve Madden(スティーブ・マデン)を含む新たな事業者が自社ECサイトに「Buy with Prime」を導入したことを発表しました。

アパレルブランド「MrBeast」のECサイトトップページ。「Buy with Prime」を利用できることを大きく示している(画像はサイトから編集部がキャプチャ)アパレルブランド「MrBeast」のECサイトトップページ。「Buy with Prime」を利用できることを大きく示している(画像はサイトから編集部がキャプチャ)

米国のEC専門誌『Digital Commerce 360』は、Fossilの2025年のオンライン売上高を4億7631万ドルと予測しています。

Fossilの年度別EC売上高とECの前期比成長率(出典:Fossilの決算発表、『Digital Commerce 360』(2024年と2025年の数値は『Digital Commerce 360』による予測)Fossilの年度別EC売上高とECの前期比成長率(出典:Fossilの決算発表、『Digital Commerce 360』(2024年と2025年の数値は『Digital Commerce 360』による予測)
プライム会員向けの特典が適用されることが顧客の利便性を高める

「Fossilは時間を――特にお客さまの時間を大切にしています」。Fossilグループのデジタル部門シニアバイスプレジデント、エリー・カルテル氏はこう説明します。

2025年2月からは「Buy with Prime」を通じて、Fossilがさらに簡単でスピーディーな買い物方法をお客さまに提供できることを喜ばしく思います。(カルテル氏)

Amazonの配送、返品、顧客サポートを提供

Amazonがプライム会員に提供している「Buy with Prime」の特典には、スピード配送、返品しやすいスキームの提供、24時間365日対応する顧客サポートが含まれています。

「Buy with Prime」の導入により、自社ECサイトでも同様の特典を顧客に提供できるようになります。カルテル氏は「お客さまは『Fossil.com』で買い物をしながら、Amazonプライムと同じ感覚でスピード配達と返品システムを利用できます」と説明します。

また、Amazonマルチチャネルフルフィルメント部門バイスプレジデントのピーター・ラーセン氏は、Fossilとの提携に向けて次のようにコメントしています。

Fossilとの提携は、顧客を大切にするFossilのタイムレスな在り方と、Amazonのタイムリーな配送という、両社の長所を結びつけるものです。Fossilのお客さまにもAmazonプライムの利便性と迅速な配送サービスを提供できることを大変嬉しく思います。(ラーセン氏)

今回の提携により、Fossilが展開する商品のうち、Amazonプライムの対象となる時計、ハンドバッグ、ジュエリーは、決済時にPrimeの支払いオプションが表示されます。顧客は支払い方法の選択画面で、プライム会員の特典を利用できるかどうかを確認できます。決済後、Fossilからの注文確定メールに加えて、顧客が保有しているAmazonのアカウントを通じて注文した商品を管理・追跡することができるようになります。

Amazonは「2025 Retail's Big Show」で小売事業者向けに訴求

Amazonは、1月12日から14日までの3日間、ニューヨークで開催される全米小売業協会(National Retail Federation)が主催する展示会「2025 Retail's Big Show」に先立ち、Fossilとの提携を発表しました。

Amazonは「2025 Retail's Big Show」に出展し、小売事業者向けに「Buy with Prime」と、Amazon以外の販売チャネルからの注文でも商品発送などの業務を代行する物流サービス「Amazon Multi-Channel Fulfillment」の両方の認知拡大や利用拡大に努める予定です。

(※編注:記事は『DigitalCommerce360』で配信された1月10日時点のママです)

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オリジナル記事:米国のEC市場でAmazonの「Buy with Prime」導入が進んでいるワケ+活用メリットとは | 海外のEC事情・戦略・マーケティング情報ウォッチ
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この記事は今西由加さんが翻訳。世界最大級のEC専門メディア『Digital Commerce 360』(旧『Internet RETAILER』)の記事をネットショップ担当者フォーラムが、天井秀和さん白川久美さん中島郁さんの協力を得て、日本向けに編集したものです。

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