Webサイトのコンテンツをどのように広げるか――情報発信の方法を工夫する手法
[特集] 好感度上昇で人が集まる! 評判管理の技術SMO実践テクニック
情報の発信方法を工夫すること
複数の異なる提供元の技術やコンテンツを複合させて新しいサービスを形作ること。よく利用されているマッシュアップサービスとして、Googleマップの地図コンテンツと、別のサービスを組み合わせたサービスなどがある。
コンテンツを他のサイトに供給、配信して、別のサイトに利用する(される)こと。
ソーシャルメディアでの好循環を発生させるために、企業はどのようなことができるのでしょうか。
まずは、情報の発信方法を工夫することです。話題としておもしろいネタを提供するというのは、コンテンツ企画分野の専門家に任せるとして、技術的に対策をしておけることも何点かあります。たとえば、プレスリリースを発信する場合、わかりやすい画像を用意すると反応率が上がりますが、リリース内に「画像をご自由にお使いください」と明記しておくこと、タグをコピー&ペーストすることで簡単に画像を転載できるようにしておくことなどはその1つです。また、RSSを用意しておけば、ユーザーに更新情報を知らせることができるだけでなく、コンテンツのマッシュアップ※1やシンジケーション※2をしてもらいやすくなります。技術的な手法について、詳しくは第4章で解説していますので、参照してください。
常に新しい配信先をキャッチアップ
ブログやSNSなどのソーシャルメディアで、他の消費者に比較的大きな影響を与える発言者を指す。
また、情報の発信先を押さえておくことも重要です。プレスリリースであれば、「News2U」などのプレスリリース一斉配信サービスを利用することで、情報伝播の範囲を広げていくことが可能です。企業が行う場合、手間がかかるなど問題点はありますが、個別でソーシャルメディアにアプローチを掛けていくことも1つの方法です。自社の業界に関連するブログで、話題の中心となっているブログはどこなのか、インフルエンサー※3は誰なのかは押さえておいた方がよいでしょう。また、動画であれば「YouTube」、音声であれば「Podcasting Juice」というように、配信するコンテンツの形態によっても、配信先サイトを把握しておき、常に新しい配信先をキャッチアップしていくことも重要です。
このように、技術的な工夫も含め、ソーシャルメディアとの関係を適切なものにする、ソーシャルリレーションの最適化が今後は企業の情報発信において重要となっていくことでしょう。
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SMO実践テクニック
好感度上昇で人が集まる! 評判管理の技術
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