外部データの取り込みに対応し、導入の効率化と高度なサイト管理を実現「ALAYA」／彼方

[商用CMSガイド]　編集部の気になる製品チェック！

外部データの取り込みに対応導入の効率化と高度なサイト管理を実現

ALAYA
彼方株式会社

URL　http://www.kanata-jp.com/

3つのアプローチでサイトを支援
更新機能にとどまらない管理機能

CMS「ALAYA」は、開発、販売、サポートすべてを国内で行う純国産のCMS製品だ。行政サイト、企業サイトをはじめ、中田英寿氏のホームページなど、幅広い分野のサイトにおいて導入されている。

企業サイトがメディアとして重要な役割を担う今日において、ウェブサイトのページ作成、更新管理をサポートするCMSは欠かせない機能である。しかし、CMSに求められる機能は、こうしたWeb担当者の作業負担を軽減する、単なるコンテンツの更新・管理機能にとどまらない。企業のブランディングはもちろん、社会的ルールの遵守、厳格な情報管理機能なども問われている。

そうしたなかでALAYAは、昨今、自治体のみならず企業サイトにおいても重要視されている「アクセシビリティ対応」「コンプライアンス」「情報セキュリティへの配慮」といったウェブサイトへの要求に標準で対応するのが特徴だ。

アクセシビリティへの対応が重要となる自治体のウェブサイトにおいても、ALAYAではテンプレートの柔軟性により、専門知識をもたない担当者でもクオリティを保ちつつ、JIS規格に従ったページの作成が可能だ。

また、インターネット上に情報が溢れるようになり、企業のウェブにおける情報発信の責任が問われているが、こうしたコンプライアンスの観点においても、ALAYAはワークフローと権限設定を明確にできることから、高い信頼性を有する。万が一の自体でも、日時単位でのロールバック機能に対応し、過去の正常なウェブサイトへと即座に変更することが可能である。

さらに、データベースに保存されているコンテンツ（ページやその構成要素である画像、テキストなど）に対し、アクセス権を柔軟に設定でき、情報セキュリティの面においても、公開前情報の事前漏洩なども防止が可能だ。このように、ウェブサイト更新の効率化・簡易化といった目的だけではなく、企業、団体の“顔”として社会的責任を負うウェブサイトの“管理”という目的に対応する。

最新版で強化されたユーザー設定などの管理画面。CSVやxlsのインポート、エクスポートに対応する。

階層化されたカテゴリは、見たままに階層カテゴリの変更ができ、ナビゲーションやリンクも自動で反映される。

最新版では初期設定作業や
コンテンツの管理負担をさらに軽減

2007年12月に登場する最新版の、ALAYAリリース6では、従来からある機能に加え、より簡単にCMSを導入できるように導入の簡易・効率化を実現する、ユーザー情報ほかの初期設定データのCSV一括登録機能が付加された。これにより、ユーザー権限や、各ユーザーのグループ情報、コンテンツへのアクセス権限などを、標準でCSVやエクセルでインポート、またはエクスポートできるようになっている。さらにコンテンツ管理機能も強化されており、可視化されたコンテンツの階層構造そのままに、階層カテゴリの変更が可能であり、サイトマップの一括した管理ができる。

また、画像の自動リサイズ機能が追加されたことで、画像掲載時の作業負担が軽減したほか、統一したデザインでも掲載も実現している。

入力情報が複雑なテンプレートのページでも、同項目の内容を複数回入力するページは必要な項目のみ展開して簡単に整理できる。

商用CMS製品　製品データ

商用CMS製品　対応機能データ

※注意：この記事の内容は『Web担当者現場のノウハウvol.09』掲載当時のものになります