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優れたブログ記事を書く誰でもできるやり方(後編)

前編に続いて、「しっかりと中身が練られた記事」を書くために必要な文章の推敲や投稿後の対応について解説する。

この記事は前後編の2回に分けてお届けしている。文章を書く前の下準備や下書きについて説明した前回に引き続き、今回は文章の推敲や投稿後の対応について、優れたブログを書くためのヒントをお伝えする。

自分の記事を音読してみる人間の脳っていうのは、すでに学習したパターンを利用するので、文章をすごく速く処理できる。ところが、ブログ記事の編集時にはこれがかえって不都合なんだ。親から届いたメールが、ところどころ解読不能なんてこと、みんなもよくあるだろう? 自分の書いた文章を見直しても、誰の目にも明らかな書き間違いを、驚くほど簡単に見過ごしてしまうことがあるんだよね。

Spelling-Test

書き間違いって、音読するよりも黙読する方がずっと簡単に見過ごしてしまうんだ。書き間違いが残ったままの記事を投稿しないように、この知識を利用してほしい。

Grammar-Test
ええっと、「F」の数は4つ、だよね?

はずれ。答えは7つだ。文章を読むことに関してそこそこの経験しかない人でも、文章を処理するときには、前置詞(上の例で言うと「of」)を読み飛ばしてしまうことが多い。記事を音読することで、書き間違いにつながるような、よくある失敗を防げる。記事を投稿する前に、少なくとも1回は必ずこの作業をすること。

メタボな記事はダイエットを!インターネットユーザーは、5歳児くらいの集中力しか持ってない(え? 僕の育ちが悪いだけ?)。経験上、ユーザーが画面いっぱいのテキストをスクロールしながら記事を読んでくれる、なんてことは絶対にない。関連する写真や目立つフォーマットのタイトルを添えることで、文章をいくつかの大きなブロックに分けよう。

1時間、何か別のことをする書いている記事を保存して、ワープロソフトを終了させよう。この時間をあまり短くすると、ついつい記事の執筆に戻りたくなってしまう。外に出かけるか、本でも読むかしよう。犬を散歩に連れて行くのでもいい。君が僕みたいなタイプの人間なら、YouTubeかFacebookにでも行って、別世界に心を遊ばせよう。

最終確認でゴミを取り除くこれが一番重要なステップだ。投稿する前にもう1度読み返して、ダメなところは残らず削除する。どんなブログ記事にも必ずいらないものが紛れ込む。たとえば、要らぬ説教、くだらないジョーク、冗長な文章、言葉の繰り返し、不要な議論、そして、言葉の繰り返し(?!)なんかがそうだ。友人が大勢いる前で声に出して読んでも恥ずかしくないブログ記事にしよう。

No Bullsh%t

投稿ここまでちゃんとやったら、魔法のボタンをクリックして、パソコン前の椅子でくるりと1回転。さあ、お楽しみはこれからだ。

ここからが本当のブログ

ブログとは、コンテンツを書く場であると同時に、議論をする場でもある。

読者の立場に立って自分の記事を眺める実際にブログの形になった自分の記事を読み返してみよう。そして、画像やリンクがすべて正しく機能しているか確認しよう。リンクは正しいURLに接続していて、なおかつ新しいウィンドウで開くようにすること。だって、読者に記事の途中で去っていかれたくないもんね。

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コメントにはレスを返す面と向かって話している相手を無視したりはしないだろう。ブログ記事でも、同じエチケットを守らなきゃ。必ずしもすべてのコメントにレスを返す必要はないけど、読者の質問にはちゃんと答えて、関連する議論が行われていれば、その議論に加わるようにしよう(僕自身、この点ではまだ努力が必要だ)。

訂正を加える記事を投稿したあとで、その半分が間違いだとわかったら? そんなときはオリジナルのコンテンツを削除せず、訂正を加えよう。打ち消し線を使うといい。もちろん、投稿後に記事を書き変えたってかまわないけど、そのときは書き変えたという事実をきちんと明記すること。どんなときも、過ちはただ隠すよりも、素直に認めてしまったほうがいい。どうせキャッシュを見れば、君が過去に何を書いたか読者にはわかってしまうんだから。

記事への反響に反応する誰かがウェブのどこか別の場所で、君の記事のことを話題にしていたら、君もその会話に参加しよう。最低でもDeliciousTechnorati、それにグーグルのブログ検索ぐらいはチェックしておこう。

振り返って学ぶこれは、すばらしい記事を書いて1日くらい経ってから行うことだ。望みどおりの結果を得るのに自分がどれだけうまくやったかを振り返り、同時に、間違っていたかもしれないことを反省する。これこそが、ブログで成功を収めるために最も大切なことの1つだ。

最後に、自分で自分を褒めてあげてニッコリしよう。すべて正しくできたのなら、自分のしたことに満足を覚えているはずだ(^_-)。

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