僕はいかにしてCNN.comからリンクを張ってもらったか
「編集記事の2ページ目に掲載されている方が、広告として7ページ目に表示されるよりもましだ
」というのが、父の口癖だった。僕はVoices.comの宣伝活動をするとき、ずっとこの助言を守ってきた。実際、宣伝活動においてこれがとても効果的だということを僕自身が実証してきたから、SEOにも当てはめるようになったんだ。この助言はSEOにどう適用できるだろうか?
オーガニックな検索結果の上位に表示されているのは、主に他の編集コンテンツからリンクを獲得している編集コンテンツであり、いっぽう、クリック課金広告(PPC)の結果は誰かがお金を払ったから表示される広告だということに、SEO関係者の多くは異論を唱えないだろう。僕はこれを念頭に置いて、宣伝活動とSEOの両方にハイブリッド手法を試してみることにし、コメントを依頼してきたライターやジャーナリスト、ブロガーからリンクを張ってもらえるよう、単純にお願いしてみたんだ。その結果、僕はどのSEOでも1週間、いや1か月間もの期間、目立つことができた。
今週に入ってCNNのあるライターから、米国作家協会が非難の声をあげているAmazon Kindle 2の新しい読み上げ機能について、短い文章を書いてみないかと声をかけられたんだ。スティーブという名のそのライターの求めに応じて、僕は自分の意見を2~3段落のコメントにまとめて送った。数日後、その記事が僕のGoogle Alertsに表示されたと思ったら、何とリンクが張られていたんだ。やったね!
リンクを張ってもらう秘訣
- 関係を築く
僕とスティーブのつきあいが始まったのは1年近く前のことだ。向こうから連絡があって、Webを通してフリーランスの声優が増えてきていることを題材にした「インターネットが声優を生む」という記事の執筆を手伝う気はないかと尋ねてきた。もちろん僕は喜んで数段落の文章を書き、そんな風にして僕たちのつきあいは始まった。スティーブからの誘いと僕の何か手助けしたいという気持ちが噛み合ったんだね。
- 自分の存在を忘れさせない
プロフェッショナルな姿勢を忘れず、敬意を払い、関係を発展させるために時間をたっぷりかけよう。1年を通して、常に連絡を欠かさないこと。それに、相手の興味がありそうな事や、何かを感じ取った出来事などの情報を「参考までに」と伝えておけば、気に留めておいてもらえるだろう。たとえばTechmemeは、日々の出来事をしっかり把握しておくのにとても役立つ。
- 事情通としての見解を提供する
ライターには、調査結果とか、社内でまとめた数字(ただし、まずCEOに相談してからにすること)、現在および今後の傾向に関する個人的な見解とか、彼らが通常知ることができない情報を提供しよう。
- 業界専門家としての地位を確立する
僕は、iPodやKindle用のオーディオブックのような、成長を続けるオーディオ製品の市場調査に関する年次報告書を書いているんだけど、僕の主張を裏付ける統計データや研究資料を必ず提示するようにしている。年次報告書を書くようになって今年でもう3年目になるが、ジャーナリストやパートナー、ベンダー、銀行家に情報を提供するうえで、これはとても便利な道具になっている。
- いつでも連絡できるようにする
Eメールには、携帯電話の番号やメインのEメールアドレスが入った、プロっぽい署名をつけることも忘れずに。
- 締め切りは厳守する
大規模なWebサイトのニュース記事や編集作業に協力する機会を得たら、締め切りよりも十分早い時期に納品することを心がけて相手の期待に応えよう。もし月曜日までにと言われたら、前の週の金曜日には提出できるようにしたい。これは、ジャーナリストは週末に仕事を片づけることが多いので、自分の書いたものが確実に反映されるようにするためだ。
- リンクを依頼する
マジかよって思うだろうね。でもお願いしなかったら、このまたとない機会を逃してしまうかも知れないんだ。僕はいつも、こんな風に頼むんだ。
最後に、ちょっとしたお願いがあります。Voices.comに直接リンクを張っていただければ、大変光栄に思います。もしそうして頂けたら、この上ない喜びです。ってね。気をつけたいのは、これを追伸として書き添えること。それは後から思いついたことで、初めからそのつもりだったわけじゃありません、という感じでね。ここで大事なのは、お願いしてみなければ、どうなるかなんて決してわからないということだよ。
- 最後に
さあこれで、この次に君や会社の誰かが大手の報道機関に登場する機会を得られたときは、それをどのように活用して、すべてのSEOが欲しがっているもの、つまり一流のオーソリティサイトからのリンクを獲得すればいいかわかったはずだ。
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