グーグルのウェブマスタークイズにチャレンジ! など10記事(海外&国内SEO情報)
海外のSEO/SEM情報を日本語でピックアップ
- フッターリンクには価値がない?
(WebmasterWorld)ウェブデザイナーは依頼を受けて作成したクライアントのサイトのフッターに、作成者として自社へのサイトのリンクを埋め込むことがある。このリンクはどの程度の価値があるのだろうか。
WebmasterWorldのモデレータの1人によると、2004~2005年ごろのSESサンノゼでグーグルのマリッサ・メイヤー副社長にこの件を質問したところ、あざ笑うかのように次のように聞き返してきたそうだ。
リンクを張ったサイトとデザイナーのサイトにどんな関連性があるというの?そのリンクには「関連性」がないというのだ。そこで、
サイトをデザインしたじゃないかと反応すると、頭を横に振って
それは関連性とは言わないわと答えたとのこと。また、そもそもフッターに配置されているリンクは価値が下げられているともコメントしたようだ。
ウェブデザイナーには残念なことだが、フッターに貼った自社へのリンクは、SEOという点では価値が見込めないようだ。
- パーソナライズ検索はどのくらい影響を与えるのか【検証結果】
(HouMah SEO Blog)グーグルは、パーソナライズ検索をグーグルアカウントにログインしていない状態でも適用するようになっている。つまり、どんな人でも基本的にその人の検索履歴や閲覧ページに応じて検索結果を調整するのだ。
このパーソナライズ検索が検索順位にどの程度影響を与えるのかを、HouMah SEO Blogのデイビッド・ハリー氏が検証し、結果を公開した。長いレポートだが、Search Engine Landが要約した記事をアップしているので、そちらを元に紹介しよう。
次のような傾向がパーソナライズ検索に見られたとのことである。
ほとんどの場面でパーソナライズは検索結果に劇的な影響を与えることはなかった。あるユーザーとあるユーザーでの結果に大きな変化は見られなかった。
初期の検索ではトップ3は固定だったものの、より絞り込んだ関連語での検索を続けて行うと若干の動きが起こった。
トップ10は全体的に一貫していた。しかし検索回数が多くなればなるほど、順位の不安定さがジワリジワリと現れた。
ただし、上記の傾向はあくまでも第一段階としての検証での発見であり、結論を出すのは早急だとハリー氏は述べている。データもまだ不十分であり、検証を継続していくとのことだ。
- “鉄は熱いうちに打て”はウェブの世界も同じ
(Search Engine Watch)M.I.T(マサチューセッツ工科大学)とInsideSales.comの調査によると「フォームからの問い合わせに対して、5分後に電話をかけてアプローチする場合に対して、電話をかけるのが30分後になった場合では、獲得したリストに価値が出る(筆者注:成約に至ることと思われる)のを21倍低下させる」そうだ。5分後から10分後に延びるだけでも影響が出るとのこと。
日本の環境でも当てはまるかどうかはわからないが、問い合わせフォームで顧客リストを獲得するWebサイトを運営しているなら、試しにすぐさま接触を取るようにしてみてはいかがだろうか。思わぬ成果が上がるかもしれない。
- Q&A:1つのドメイン名からリンクが何本以上あればスパムとみなされる? ⇒ 6.3432233333本(!?)
(High Rankings Forum)High Rankingsフォーラムに次のような質問が投稿された。
テーマ的に関連があるサイトがコメントからのリンクにnofollowを付けていなかったので、いっぱいコメントを付けて自分のサイトにリンクを張ったけど、同じドメイン名からたくさんリンクを受けすぎるとスパム扱いされるんだろうか? そうだとすると何本くらいが適性なんだろうか?フォーラム管理者のジル・ワーレン女史は次のように回答した。
1ドメイン名につき6.3432233333本といったところね。もちろん皮肉である。
質問自体がおかしい。まず、自作自演のリンクを集めることを主眼としている。自作自演リンクを否定はしないが、それより先立ってすべきことがあるだろう(質問者はSEOを始めたばかりのウェブ担当者に思える)。そして条件により変わるので、適切な数字など導き出すのは無理だ。たとえば、はてなブックマークから張られた500本のリンクと自分で作った無料ブログから張られた500本のリンクでは、価値(と怪しさ?)が全然違うだろう。
- Bing、関連キーワードでの検索を検索結果ページに差し込む
(WebmasterWorld)米国版のBingは、検索キーワードに関連したキーワードでの検索結果を検索結果のメイン部分に差し込むようになった。
たとえば「digital cameras」で検索すると、「digital cameras」の他に、
- Digital Camera Brands
- Digital Camera Types
- Top 10 Digital Cameras
- Digital Camera Repair ?
- Digital Camera Accessories
といったキーワードでの検索結果が、メインの検索結果表示エリアに表示される(図は大きくなるのでこの記事の最後に掲載)。
結果として、検索したキーワード「digital cameras」での結果数は通常の10件から5件に減ってしまっている(キャプチャでは6つに見えるが、ショップ情報がそれらの中に1つ挿入されている)。SEOに取り組むウェブ担当者としてはターゲットキーワードで結果に現れなくなるかもしれないので、厄介にも思える機能である。と同時に狙っていないビッグキーワードでも出現する可能性もあるので、歓迎すべき機能だとも言える。検索ユーザーとしてはもちろん便利な機能になるだろう。
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