ステップ3:使いやすさと自然な流れを考えて階層構造をデザインする
可能なら、キーワード調査とターゲティングの段階で得られる情報を、サイトの階層構造と情報アーキテクチャを決めるのに役立てたいところだ。すでにサイトが深く入り組んだ構造になっている場合であっても、賢くクロスリンクすれば、訪問者が求めるものをランディングページで確実に見つけられるようにできる。
ここでの考え方は、そのページの主要なコンテンツを、検索者の意図を最も反映しそうなものにして、それから第2、第3のニーズへと絞り込むようなナビゲーションを提供するというものだ。
ステップ4: キーワードターゲティング計画を立てる
ここまでで、個々のページに振り分けたキーワードのグループとサイトの階層構造ができあがった。最後のステップでは、個々のページに割り当てるべきキーワードのターゲットと、title要素、URL、meta descriptionタグ、ページの機能について具体的な例を紹介しておこう。
上に示した図の例では、ページ要素に複数のキーワード(「dc comics」「batman comics」を入れつつ、「comic」の単数形、複数形を使用)を採用し、それらがもたらしてくれるトラフィックを獲得できるようにした。ここでは、「detective comics」もリストに入れたけど、厳密に言うと、Detective Comicsシリーズのサブカテゴリを別に設け、そこからこのページにリンクを張った方がいいかもしれない。
この計画立案プロセスは、最高の結果を得るカギとなる。時間が経つにつれて、分析データから前提条件のどこが間違っていたかが見えてくるようになり、軌道修正もできるようになるだろう。重要なのは、キーワードターゲティングの基本ルールを理解することだ。
キーワードターゲティングの基本ルール
「そのキーワードで高い順位が取れるから」というだけの理由で、ページのターゲットキーワードを決めるべきではない。ユーザー体験や、ページのコンテンツが狙ったとおり「キーワードマスター」として役割を果たせるかどうかも考える必要がある。
意図が同じであれば、1つのページで複数のキーワードやフレーズを一度にターゲティングしてもかまわない。逆にやってはいけないのは、無計画にページを分けることと、「最適な」最適化ができるという理由だけで、1つのキーフレーズを並べ換えてできるすべてのフレーズについて新たにページを作ることだ。たくさんのページにリンクしてもらうより、1つのページにリンクしてもらう方がはるかに簡単だということを忘れずに(それに、よくできたじょうごだって2つ作るより1つ作るほうがずっと簡単だ)。
キーワードターゲティングを行ったページでは、ビジターが求めるコンテンツと、彼らが喜びそうな詳細ページへのリンクを提供する必要がある。検索エンジンはかなり優秀で、もしビジターが君のページに価値を見出せなければ検索結果で示そうとはしないし、検索結果でクリックされないページを他の人に推薦することもない。今日は何らかの小細工で検索順位のトップが取れたとしても、そのうちに検索エンジンは、関連性が高く質も高いコンテンツ順位を得る方法を見つけるだろう。
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今回の内容が役に立ったことを願うよ。もちろん、利益を最大化するためのキーワードターゲティングを利用する方法について、SEOコミュニティから実例や意見を出してもらえるとありがたい。
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