グーグルからの検索トラフィックを2倍にするキーワードの使い方 など10+4記事(海外&国内SEO情報)
グーグルからの検索トラフィックを2倍にするキーワードの使い方
シンプルなことだけれどできてますか? (WebmasterWorld)
WebmasterWorldのフォーラムモデレータが、基本的だけれど見過ごしがちなキーワードの使い方について、「グーグルのからの検索トラフィックを2倍にするキーワードの使い方」としてアドバイスした。
1ページだけでは不十分
キーワードがサイトにとって重要ならば、そのキーワードについて複数のページで書く。想像力を働かせれば、オリジナルで役に立つコンテンツを複数作れるはずだ。ユーザー(と検索エンジン)が全体を包括的に理解できるように、わかりやすい形で互いのページをリンクするとなお良い。
同義語が大切
視野が狭くて1パターンのキーワードしか使わないサイト管理者がいる。狙っているキーワードを詰め込めばいいと思っているのかもしれないが、それではダメだ。グーグルにはスパムだと判断される。また、同義語を使わないのならば、関連する検索によるトラフィックを見逃していることにもなる。そもそも、関連する同義語を使うとコンテンツがより良くなることが多い。
関連するコンテンツにキーワードを入れる
フッターやサイドバーのリンクをグーグルは無視したり評価を下げたりすることがある。キーワードが重要なら、関係がある支援コンテンツのなかにキーワードを必ず埋め込むようにする。
ターゲットにするキーワードを制限しない
あるキーワードで今までにアクセスがなかったからといって、そのキーワードでコンテンツを作らなくていいという理由にはならない。本当にその結論が正しかったのかをテストして確かめる必要がある。自分たちのビジネスエリアではないからといって興味を持っていなかったけれど、カバーする範囲を拡大してそのエリア向けのコンテンツを作らせたら成功した例がいくつもあった。
どれも難しいことではないはずだ。実践できていないものがあれば、すぐさま取りかかろう。
日本語で読めるSEO/SEM情報
ローカル検索SEOに重要な「セントロイド」とは?
中心点。近いほうがいいのだけれど…… (SEMリサーチ)
ローカル検索における重要なランキング要因の1つ「セントロイド(Centroid)」について渡辺隆広氏が解説した記事。
セントロイドとは端的に言うと、地図上での中心点になる。たとえば「新宿 レストラン」と検索したときの「新宿」の起点だ。
記事では、この「セントロイド」(と検索結果に表示されるローカル情報の距離)がグーグルのローカル検索にどのような影響を及ぼしているかを理解できる。基本的に、中心から近いほうがいいのだが、重視の度合いはクエリのタイプによっても異なってくる。この辺りを具体例とともに解説している。
ローカルSEOの情報は特に日本では手に入りづらい。地域ビジネスや実店舗を営んでしているなら必ず読んでおきたい。
なおローカルSEOの初級者はこの1つ前に渡辺氏が投稿した記事から読み始めるといい。
また渡辺氏による関連するツイートも併せて紹介しておく。
ちなみに Proximity to Centroid は一時期緩和されたのですが2011年から再び厳しくなりました【ローカルSEO】[2] ローカル検索の技術 Centroid 地図中心点と距離半径::SEM R (#SEMR) semr.nl/X7SAHF
— Takahiro Watanabeさん (@takahwata) 2013年1月28日
なので Centroid bias なんて言葉も出てきているわけですが、日本はまた状況が違います。これは自動車で移動する社会と、(都心の)電車で移動する社会では少し事情が異なるから。ローカルSEOは日本国内にローカライズして考えないといけないので、そのあたりは難しい。
— Takahiro Watanabeさん (@takahwata) 2013年1月28日
どうしてグーグルは検索キーワードを勝手に変えるのか?
正しいのに変えてほしくない! (グーグル ウェブ検索 プロダクトフォーラム)
「本当はこれが正しいはずだ」とグーグルが確信したときに、ユーザーが入力したキーワードを修正したうえでの検索結果をグーグルは返すことがある。
ありがたい機能なのだが、修正する必要がないのに修正した結果を表示してしまうことがときにある。元のキーワードで検索するには2行目の「元の検索キーワード」をクリックしなければならず余分なステップが入る。正しいのにもかかわらず、社名や店名、サイト名を勝手に書き換えられたサイトのウェブ担当者はたまったものではない。
この件に関して、グーグル社員のナツコさんが公式ヘルプフォーラムで次のように説明している。さまざまなアルゴリズムが働いているようだ。
Google では、素早く必要な情報を探せるように通常検索を行う際に以下のような改善が行われています。
- つづりの修正および別表記の提示
- アクセスしたことのあるサイトなどの情報に基づいて検索をカスタマイズ
- 検索キーワードの同義語を含めて関連する内容を検索
- 検索キーワードに類似する用語と一致する内容を検索
- 同じ語幹を持つ用語を検索(「run」を検索する際の「running」など)
結論としては、正しいはずの検索キーワードが自動的に別のキーワードに変えて検索結果を表示してしまう状況に対して、手動で変更することはできない。もしあなたのサイトが自動修正の対象になってしまったら、できることはフィードバックを送るくらいだ。あるいは本当の名称での検索や言及が増えればグーグルが気付くかもしれない。基本的には忍耐強く待つしかない。
インデックスされるはずがないPDFがインデックスされてしまった
いったいどうやって発見したのか謎 (グーグル ウェブマスター向け公式ヘルプフォーラム)
リンクを張っていないしサイトマップにも記載していないなど、グーグルが知らないはずのURLでこっそり置いてあるPDFファイルがインデックスされてしまったという事例2件(その1、その2)が、ウェブマスター向けヘルプフォーラムで最近報告された。
なぜ内緒のはずのURLをグーグルが知ったのかの原因は、個別に特定するのは困難だ。ブラウザのせいかもしれないし、検索ツールバーのせいかもしれないし、PDF内のリンクをクリックした際のリファラーかもしれない。
だが言えるのは、たとえ内緒のURLであったとしても、それが認証なしでアクセスできる状態になっていれば、検索エンジンなどにアクセスされる可能性があるということだ。
今のGooglebotは、とにかくさまざまな手段で貪欲に新しいコンテンツを発見しようと試みる。その中心はリンクやサイトマップだとはいえ、URL発見のために使っている情報はそれだけではない。
検索結果に絶対に出したくないコンテンツ(PDFに限らず)があるのならば、そのURLがいかに複雑で秘密にしていたとしても、それだけでは不十分だ。robots.txtでそのURLをブロックしてクロールさせないようにしておくか、robots metaタグ(HTMLページの場合)またはHTTPヘッダーのX-Robots-Tag(PDFや画像の場合)でnoindexを指示しておくべきだ。
たとえば、robots.txtですべてのPDFのクロールをブロックするには以下のように記述する。
User-Agent: *
Disallow: /*.pdf$
HTTPヘッダーのX-Robots-TagでPDFにnoindexを設定するには、.htaccessで次のように記述する(PDFはHTMLドキュメントではないのでnoindex robots metaタグを利用できない)。
<Files ~ "\.pdf$">
Header set X-Robots-Tag "noindex"
</Files>
リンクのクリック率を上げるために最適な色は何色なのか
弱めの青が人気 (ウェブ力学)
検索エンジンをはじめ大手サイトで使われているリンクの色を調査した結果の記事を、ウェブ力学の石川氏が公開した。
2年半以上前にも同様の調査を行いこのコーナーでも紹介したことがある。当時と比べて変化はあったのだろうか?
ほとんどのサイトが以前とリンク色を変えている。またリンクの“デフォルト色”とも言える青を使ってはいるが、純粋な青ではなく弱めの青を使っている共通点が認められた。
純粋な青は強すぎるので弱めているのだろうとは推測できるが、なぜその青になったかの理由が知りたいところだ。前回のときも同じことを書いたが、ユーザーテストや統計データを基にユーザービリティに優れた色として最終的にたどり着いた結果なのかそれともデザイナーさんの単なる感覚なのか、どうなのだろう。
よくある2つのWebサイトハッキングの手口
餌食にならないために予防法と対処策を知っておくこと (グーグル ウェブマスター向け公式ブログ)
Webサイトを対象としたハッキングで悪用されやすい2つの手口について、グーグルのウェブマスター向け公式ブログが解説した。
次の2つを説明した後に、ハッキングの解消と予防に関する参照先の情報を記載している。
- コンテンツの挿入
- リダイレクトの悪用
「自分のサイトは大丈夫」と楽観視せず、不測の事態に陥らないようにひととおり目を通してほしい。
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